夜は短し歩けよ乙女

 湯浅監督の、なんと「マインド・ゲーム」以来の劇場長編映画。しかもあの「四畳半神話大系」のスタッフ再集結と聞いてすごく楽しみにしていました。原作はかなり前に読んだけど詳細は忘れている…、という映画を見に行くのにはちょうどよい記憶具合だ…

「お嬢さん」

監督:パク・チャヌク 監督が原作「茨の城」(サラ・ウォーターズ)を映画化するにあたって、 「もちろん原作の物語も大好きだったけれど、私がいち読者として、いち視聴者として、こういう物語がみたいな、こういう結末になったらいいのに、というストーリ…

脳内リンク

新しいものをみて、これはあれに似ている、なんて思うことは見聞きするものが増えるごと(多くの場合は年を取るごと)に増えていくものだと思う。 私がそれを書くのは、基本的には、これも好きな人はあれも好きなのではという便乗おすすめをしたい気持ちなの…

2月

2月は逃げ月といいますが、その名にふさわしい、あっという間の2月だった。 バレンタインの催事に行ったのだって1月だし、それを食べ終えたの一昨日くらいだし、狐につままれたような気持ちで3月に切り替わったカレンダーを見る。 2月。 今年こそは手帳日記…

「LA LA LAND」

監督:デミアン・チャゼル ライアン・ゴズリングのファンでミュージカル映画も好き、というわけですごく楽しみにしていた「LA LA LAND」、公開初日だった金曜日に見に行ってきました。 アカデミー賞歴代最多タイとなる14部門ノミネートという追い風もあって…

天気の話題

今年の1月の東京は比較的暖かかったので、自宅でエアコンを使うこともほとんどなく、机に向かっているときだけ電気ストーブをつけたるくらいでじゅうぶん足りていた。 寒いのが苦手な自分は外出時のウルトラライトダウン(ユニクロ)が命綱なのだけど、今年…

楽しかった話

先日、初めて同人誌というものを作ったのですけどとても楽しかった。 もっとはやくやってみたらよかったなとも思ったけど、そういう方向に熱が向かなかったのでそれは仕方がない。ものごとって色々タイミングですよね。以下少し覚え書きを書いておきたいなと…

あみちゃん

私にはあみちゃん(仮)という同じ年の幼馴染がいる。 家は隣で、幼稚園は違ったけれど小学校は一緒だったから、毎朝あみちゃん家の黒い門をくぐり、「あーみーちゃん、がっこいこ」とあの定番の節で呼びに行くのがお決まりだった。 けれど小学3年生でクラス…

「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」

昨年は夏休み中にシリーズを予習して『フォースの覚醒』公開に臨み、結果とても楽しく見ることができたのですが、それもこのビッグウェーブに乗りたいという気持ちのなせる業であり、実は私はスターウォーズシリーズに対してそれほど思い入れがあるわけでは…

成人の日

1月9日は、近所の友人たちと毎年恒例になっている初詣に行った。目当ての寺に向かう道中、あちこちで成人式帰りと思われる晴れ着の若者をみかけ、自然と会話が成人式のことに及んだ。私は成人式には行かなかった。中学から私立に進学したため、地元の同級生…

年末年始日記

毎年終業日にはフロアの大掃除がある。今年は終業日までもつれ込んだ仕事のある人が少なかったせいか、大掃除にも余裕があり、個人的にも達成感のある仕事納めだったのだけど、気づくと親指の爪に亀裂が入っており、最終的にはそれを気にかけながら帰宅する…

 2016年に見た映画ベスト10!

今年は「今年ベスト!」って言いたくなる映画が本当にたくさんある年でした。昨年もそんなこと言ってた気がするけど、今年は特に、上半期から、今年ベスト!って叫びたくなる作品が多かった。→ちなみに上半期のベスト10はこんな感じだった好きな順に、ちはや…

 「いまさら翼といわれても」/米澤穂信

6年5か月ぶりの〈古典部〉シリーズ新作。 そもそも私はアニメ「氷菓」がきっかけで米澤穂信さんの作品に興味を持ち、アニメを見終わってから氷菓の原作である〈古典部〉シリーズと、同じく高校生が主人公の〈小市民〉シリーズを読んで夢中になったので、つま…

 面倒日記

思えば引越しをするときも、ちょっといい(私にしては)自転車を買うときも、私は周囲の友だちにしつこいくらい「引越しがしたい」「自転車が欲しい」といい続けていた。 何か慣れないことをしようとするときは、そんな風に「宣言」して引っ込む場所をなくし…

この世界の片隅に

監督:片渕須直 原作も素晴らしかったけれど、その印象をこれ以上ないほど丁寧にアニメという表現で再現してみせてくれた、これもまた素晴らしい映画でした。 こわい場面もたくさんあったけれど、映画を見終わった瞬間、私の中に残っていたのは「生活をしよ…

生活

自分は自分の人生のある側面について鈍感なのかもしれないと思うことがある。 働いて、食べて、眠る。それ以外はほとんど楽しいと好きを優先して動いていて、毎日まあまあ、幸せだと思う。もうちょっとこうなったらいいな、こうできるようにしたいなと思うこ…

 永い言い訳

小説家の男が、妻の死をきっかけにある父子と出会うお話。 先日会った友人に、絶対見た方がいいよ、と背中を押されて見に行ってきた。 夜にご飯の約束が入っている日の昼間に油断した気持ちで見に行ったのだけど、開始早々、気持ちの隙間のような部分にサッ…

 概念と物理のバッティングセンター

もう何年も前から「バッティングセンター」に憧れていた。 野球漫画でよく見る、バットがボールの芯を捉える瞬間。ボールがぐにゃりと曲がり、時には回転をしながらバットに弾き返されホームランとなって場外へ消えていく。 時折その瞬間を思い描いては、も…

全員主役映画/「HiGH&LOW」と「スーサイド・スクワッド」

物語よりも、キャラクターが残る「キャラ先行型映画」というのが最近の流行なのかなと漠然と思うことがあり、それを特に強く感じたのが「スーサイド・スクワッド」を見たときに「HiGH&LOW」みたいだなと思った瞬間だった。 どちらも映画の冒頭にキャラクター…

BABYMETAL@東京ドーム20160919

3連休に友人と旅行に行ってきました。 その旅行もとても楽しかったんだけどそれはまた改めて書くとして、その旅行中に「19日(東京に帰る日)の夜のBABYMETALのライブのチケットが1枚余っていて」ときいて、思わず「誰も見つからなかったら行きたい!」と言…

君の名は。

新海誠監督の作品を初めて見たのはデビュー作の「ほしのこえ」で、確か先に制作にまつわるインタビューを見てからだったので、これを1人で作れるのかということに驚きながら見たという印象の方が強い。個人的にはその後、佐原ミズさんによって漫画化されたも…

推しの卒業とミュージカル「王家の紋章」

私の推しメンである宮澤佐江ちゃんが舞台「王家の紋章」に出演するというニュースを知ったのは2015年7月14日のことでした。 今や48グループの恒例行事となった第7回選抜総選挙が行われた約ひと月後のことです。 第7回の総選挙前に、佐江ちゃんは自身のTwitte…

13年ぶりのRADIOHEAD

RADIOHEADが13年ぶりにSUMMER SONICに来る、という話を聞いて、行こうと思ったものの、ぐずぐずとチケットをとらないでいた。 13年前にサマソニで見て以降も、たぶんフジロック以外の来日には1公演ずつではあるけど行っていて、でもだんだんと、自分とRADIOH…

夢中になると頭の中がそれ一色、になりやすいのは子どもの頃からの癖のようなもので、日記をはじめとした文章を書くのが好きなのも、そのガス抜きのような意味合いが強い。なので仕事以外で書くものについては自分にしかわからなような書き方をしがちなこと…

旅行

まだ大学生の頃、二度目の個人旅行でタイを回って、すっかり感化されてしまった私は、帰国してからもしばらく興奮状態で、当時付き合っていた彼に海外旅行の素晴らしさについて語ったりしていた。 今になって思うと、すでに社会人として働いていた彼には、ま…

「シングストリート 未来へのうた」

「はじまりのうた」のジョン・カーニー監督最新作「シング・ストリート」を、閉館間近のシネクイントで見ました。 音楽をテーマにした作品を撮り続けている監督ですが、今回の「シング・ストリート」は監督の半自伝的な作品とのこと。 これが本当にすばらし…

2016年の空想科学映画「シン・ゴジラ」

最高でした。 こんなゴジラ映画が見たかったんだよーと思うゴジラ映画だったし、こんな庵野監督作品が見たかったよ!と思う庵野映画だった。 庵野監督が樋口真嗣監督と組んでゴジラの新作映画を撮る、という話を知ったのは昨年の4月1日のことで、日付からい…

クロスバイクを買って半月経ちました日記

今月の頭に、クロスバイクを買いました。 今まで家庭用シティサイクルにしか載ったことがないので、初めての、何ていうんですかね、スポーツっぽい自転車です。でも基本は普段使い用。きっかけはまあいろいろあるけど、最も大きいのは「弱虫ペダル」ですね。…

「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」を読みました

読んでみると、レズ風俗、という部分よりも「さびしすぎて」の方に重心があって、とにかくさびしい、って気持ちがあったり、親との関係に悩んだり、自分で自分を大切にするやり方がよくわからない…という気持ちを抱いたことのある人にはぜひ読んでみて欲しい…

クリーピー 偽りの隣人

監督:黒沢清友人の評がラジオで読まれたと知り、それが聞きたくて急いで見に行きました。予備知識は入れない方がいいよ、と言われたので何も見ずに(予告も見たことなかった)行ったのですが、これがとても面白かった。 ネタバレ、というか、元ネタになって…