11月18日/パフェとTwitter

有休をとったので、いつもより1時間遅く起きてミロを飲みながら放鳥。 予約をしたパフェに間に合うよう支度をして家を出る。 向かったのは西荻窪の金木犀茶店というお店で、前回は入院中に予約し退院直後に来たのだった。その時は偶然友達も同じ時間に予約…

11月13日/夢見の悪い日と因縁の店、すずめの戸締り、バス

夢見が悪かったせいでつい二度寝をしてしまい、飛び起きたのは8時近く、「ごめんごめん」と声をかけるとおやすみカバーの向こうから「ピッ」と抗議の声が上がった。 早速ミロ(「オトナの甘さ」というやつを最近朝飲んでいる)を飲みながらの放鳥タイムに入…

入院中の生活とほうじ茶

朝、6時少し前に目が覚める。 トイレに行き、顔を洗って歯磨きをして、向かいにある談話室までお湯を汲みに行く。 入院前、なんとなく荷物に入れたタンブラーだったけれど、入院中ずっとこの「お湯を汲む」という用途に大活躍してくれた。 汲んできたお湯で…

入院日記/『あした死ぬには、』の本奈さんと私

入院する直前、『あした死ぬには、』(雁須磨子)の最終話が公開されて、それがなんと主人公の本奈さんの入院回だった。 雁須磨子さんは新刊が出たら必ず買うくらい好きなのだが、中でも『あした死ぬには、』は自分と同世代の話だし、ということで特に思い入…

入院日記/コロナ禍の入院

先日、生まれて初めての入院&手術を経験した。 8月の半ばの、すでにひと月以上前の話だ。 最近サボり気味とはいえ、長らく日記を書いてきたにも関わらず、なぜ今頃になって書いているのかというと、たぶん自分にとって文章にするというのは「定着」の作業に…

緩やかな衰退

先日、下北沢に行ったら、見知っていたはずの風景が様変わりしていて驚いた。 通っている美容室があるので、街自体は久しぶりではないのだけれど、その日は時間があったので、好きな喫茶店に寄ってから行こうとかつての北口に向かったのだ。すると、曲がるは…

人質の朗読会

「人質の朗読会」という本を読んだ。 ある国で、日本人旅行客たちがツアーバスごと反政府兵士に誘拐される。やがて事件は悲劇的な結末を迎えるが、しばらくして、彼らが人質として監禁されている最中に語った物語が発見されて……というところから始まる短編集…

マスクと夕方、いなり寿司

人気のない道でマスクを外すたび、流れ込んでくる情報の鮮やかさに驚く。 夏の湿度に草いきれ、住宅街のカレーの匂い。コンビニのチャイム音に視線を向ければ、袖をまくった警官が冷気と入れ替わりに店へ入っていくところで、そのさらに向こうには灰色の雲と…

最小限の生活

「最近読んだ本」の話題になったとき「何を読んだっけ」と振り返るための資料がないことに気がつき、今年は読書記録をつけることを目標に決めた。 補助的にアプリにも記録をつけはじめた。今月は何冊読んだ、というようなことがグラフで提示されるので、この…

2021年の映画ベスト10

昨年のような映画館の休止はあまりなかったものの、それでも営業時間の制限などが続いた時期もあり、昨年に引き続き、劇場でより家での方が多く映画を見た年でした。 しかし昨年はオンライン開催だった友人たちと毎年恒例担っている映画ランキング会を対面で…

12月の第2週

夏ぶりの友人に会った。 前に会ったのは生まれて初めてノンアルビールをお代わりした日だった。 つまりアルコール提供が完全に止まっていた期間のことで、今思い出してもなんだか白昼夢のようだ。閉店時間も早かったため、店を出た後に行く場所もなく、ハー…

大豆ざんまい

袋状の油揚げに納豆を詰めて焼いたものが好きだ。フライパンでじりじりと焼き、最後に醤油をまわしかけた時の香ばしい匂いは最高に食欲をそそる。なんという料理なのか知らないし、実家では食べたことはないので、たぶん居酒屋などで食べて覚えたのだろう。 …

散歩と2冊の小説

先日、1人で昭和記念公園に行った。 バードウォッチング用のエリアがあるらしいと知ってからずっと行きたいと思っていたのだけれど、新型コロナ感染症の影響で長らく閉まっていて、それが先日ようやく開いたのだ。魔法瓶にコーヒーをいれ、鳥も見たいので双…

季節のカード

近頃、日に日に日が短くなっていることを感じる。 秋冬は、食べ物がおいしいという点で楽しみな季節でもあるのに、日が短くなってくるともうそれだけで気持ちが焦る。冷たさの混じった空気に、ふといつかの文化祭や黄色いイチョウ並木を思い出し、今年ももう…

ペットカメラを買った

ペットカメラを買った。 ずっと気になっていたものの、文鳥を飼い始めてからはずっと在宅時間のが多く、まだいらないか、なんて思っていたのだけれど、先日Amazonのギフト券をいただいたのをきっかけに思い切って買うことにした。今のところ、買ってよかった…

小林賢太郎さんのこと

先日、外で昼食をとっていると、近くの席に座っていた大学生くらいの2人組が「出会いがない」と嘆くのが耳に入った。久しぶりの外食で、人の会話が聞こえてくることすら嬉しく、ついつい聞き耳を立ててしまう。 「授業もないし、イベントもないし」「バイト…

2021年7月のこと

梅雨があけた途端、そういえば夏ってこんな感じだったと目が覚めた。 7月初旬に「まあまだ涼しいし、日焼け防止の観点からも羽織りものがあった方が良いのでは?」みたいな気持ちで買った長袖のシャツが届いたものの、とてもじゃないけれど袖を通す気分には…

推しが日本ダービー勝ってくれたら死ぬ

近頃は自炊にも飽きてきており、毎日がトイレットペーパーの芯みたいに手応えがない。こういうとき、気分転換にちょっと外で飲むか〜、というのができないのも悲しい。人と会ってご飯を食べる機会が減った分、この1年は家でちょっといいビールを飲むことには…

悪夢と「アメリカン・ユートピア」

先日、妹と「よく見る悪夢」の話をした。 妹は「本番前なのにまだ台本を読んでいない」悪夢をよく見ると言っていて、彼女は学生時代は演劇部だったし、当時の思い出が影響してるのかもしれない。私のよく見る悪夢ベスト3は、おそらく「遅刻する夢」「冷蔵庫…

1年

引っ越してから、よく地図を見るようになった。ここ数年は駅を中心とした生活をしていたけれど、今回は長く住むつもりでいるし、ここを自分の地元にするつもりで、気になる場所をブックマークしては、散歩がてら訪れてみたりする。土地勘と愛着は比例しない…

「あのこは貴族」を見て思い出したあのこ

「あのこは貴族」という映画を見た。 現代ものではなかなか描かれることのない、でも確実にある「層」との間に生まれた縁がテーマになっている映画で、新鮮だった。そして私は映画を見ながら、登場人物の彼女たちと同じ年頃に出会った、Mちゃんのことを思い…

土鍋を買った

土鍋を買った。米を炊く用の丸い土鍋だ。 土鍋については、これまでも何度か検討しては、でも自分の生活に組み込むのはちょっと難しそうだな、と見送っていた。 しかし昨年あたりからどうも炊飯器の調子が悪く(もう10年近く使っているので仕方ない)、引越…

年末年始日記

2020年は12月25日が仕事納めだった。 クリスマスだし、その日は在宅勤務だったので、仕事を終えたらロイヤルホストでステーキを食べようと決め、昼も外出はせずに諸々の仕事を片付け、年賀状を書いたりもして業務を終えた。 外に出ると、意外にも人が多くて…

「死ぬまでに行きたい海」とカチューシャの記憶

岸本佐知子さんのエッセイ集「死ぬまでに行きたい海」を昨年末に読んだ。 自分も知っている場所の話がでてきくるのも楽しいし、行ったことのない場所も、気になっていた場所である率が高く(YRP野比や海芝浦など)、さらに田舎の思い出(丹波篠山)などは、…

2020年に見た映画ベスト6

2020年は日常生活でも様々な制限があったけれど、それは映画を見る上でも同様で、 映画館が営業停止になり公開を予定されていた映画が次々と延期になるという事態は、私の記憶する限り、生まれて初めての経験だった。 なので、新型コロナ感染症拡大以前、以…

Kさんのこと

「わたしに無害なひと」という短編集を読んだ。 いつかを共にして今は遠い、胸のうちに引っかかったままの存在を思い起こさせるような物語が詰まっていて、1話目から引き込まれた。似たような体験をしたわけでもないのに、自分の記憶にも馴染んでいくようで…

12月が来た

これからいったいどうなるんだろう、と思い続けているうちになんと12月までやってきた。今年はずっと、判断保留というか、階段の踊り場で下るか上るか迷い続けていたような気がする。実際は、引越しだとか小鳥を飼うとか、生活にも様々な変化はあったわけだ…

私と文鳥の成長

週の半分が在宅勤務のまま夏休みに突入し、その後も続いている。 それはそれで良いのだけど、GWくらいから(つまり引っ越しをしてから)ずっと切れ目のない、ゼリーの中にいるような気分でもある。そのような中で、自分の生活に自分以外の生き物がいるという…

日常

7月の終盤、日毎に都内の感染者が増えていく中、職場が新たな対策をする様子もないことにやきもきしていたけれど、都内の感染者数が300人を超えたところで唐突に、再び隔日の勤務体制に戻ることが決定した。ソイ(文鳥)がいるおかげで私の生活リズムは整っ…

1か月の覚え書き

ソイ(文鳥)が私の家にやってきた6月16日から、はやくもひと月が経つ。 1月の半ば生まれなので(誕生日は1月16日に決めた)、生まれて半年が経つことにもなる…という節目なので、飼い始めてひと月の様子をメモしておこうと思います。 平日の生活サイクル …