「Together Through Life」/Bob Dylan

Together Through Life

Together Through Life

CD屋さんいったら新譜が並んでたのでつい買ってしまった。
ディランの、たぶん3年ぶり、通算33作目のスタジオアルバム。
新譜を必ず買ってるわけじゃないんだけど、なんとなく好きそうだと思ったのはあたってて、それはたぶんロス・ロボスのDAVID HIDALGOが参加してるってところが大きいのかなと思う。どことなくメキシカンぽいブルースが満載の、リラックスした雰囲気のアルバム。2009年らしさはまったくないんだけど落ち着きます。
私にとってディランといえば長らく「血の轍」だったけど、このアルバムを聴くとなんとなく、丸くなったなぁという印象。まーあれから何十年も経ってるんだもんな。わたしも今は「血の轍」の気分じゃないな。
ところでプロデューサーとしてクレジットされている Jack Frost はディランの変名らしいんだけど、Jack Frost って何かそういう名前の物語の登場人物とかいるのかな。最近やってたゲームにもでてくるんだけど…すみません…でも気になった。

 5月


気づいたらもう6月で、そういえば今年の5月は「これ5月病かな」とかそういうこと一度も言わなかったから、元気だったんだと思う。前半に風邪ひいてた気もするし、風邪の原因に思い当たりすぎてへこんだりもしたけれど、何度も思い出すくらいに楽しいこともいくつかあって、だからいい1ヶ月だった。

ところで、楽しかった何かを思い出してるときに、やったこともない遠泳をしてる気分になるのはなんでだろう。まだまだ泳げるような気がするって気持ちよさと、流されてるかもしれないって不安が、入り交じってるからだろうか。来た方角を振り返りながら、波の間に見えなくなってく様子を思い浮かべて、まあ、もどれなくなってもいいような気はする。どっかには着くし。

とかなんとか、つい回りくどいこといって、単純に、楽しかったー! わーい! 夏大スキー! とか言えないのは(じゅうぶん言ってる気もするけど)、なんかちょっとびびってるからだ。で、「ピッチャーびびってる、へいへいへい」ていうあれ思い出したりしてたとこに、似たようなこと言われて、またびびって「だいじょうぶだいじょうぶ」、とか返す。言ってるうちにだいじょうぶな気してくるからだいじょうぶって言葉は好きだ。

それは適当なわけじゃなくて、「たどりつく景色だけがすべて」*1と似たようなこと。なんて、まだいろいろややこしーこと言いたいような気がするけどとにかく、
5月楽しかったな。