『経済ってそういうことだったのか会議』

佐藤雅彦さんの文章は好きで、愛読しているものが多いんですが、これは文庫版が出ていたので(結構前みたいだけど今週知った…)改めて買ってしまいました。そして本日読了。
これが最初に出た時は竹中平蔵さんが大臣になるとは想像もしていなかったなぁ。
この本を読んでいると、普段当たり前に考えている事を別の角度から見せてもらっているような気持ちになる。
何より、経済というものに疎い私にも、分かりやすいというのがすごい。そして、「働く」ということについて、考えさせられる。
自分の為か会社の為かお金の為か社会の為か、
やりたい仕事をするのか、生活する為なのか。
いろんな情報が溢れているからこそ、やる前から限界が見えている様な気分になる。
これ以上新しいものなんて産まれないんじゃないかって気分になる。
でも原点に戻って考えると、まだまだ創造できる余地はあるんじゃないかと、この本は言っている気がします。

でも私の究極の理想は自給自足、晴耕雨読なんだけど、そんなに甘いものじゃないしな。