アーキラボ/森美術館

建築にはまったく疎いくせに都市の模型展とともに「アーキラボ」へも行ってきました。
とにかく模型と設計図が見たいー、というだけだったのですが、思いのほか楽しめました。
以下簡単な感想ですが、まったくのド素人で六本木のおばさま達よりたち悪い感想しかない自分にがっくり。でも備忘録として。
まず第一展示室では「脈動する都市−実験室としての身体」と題してまるで細胞分裂の標本のような模型がならんでいた。たのしい。子供の頃によく遊んだ半透明の繭トンネルみたい。
なんというか「惑星ソラリス」の世界みたいだ。
そして次の部屋では「大阪万博」の記録映像が流れていました。これが産まれる前だもんな、すごいなあと純粋に思う。
ちなみに私はここの展示で「メタボリズム」という言葉が新陳代謝を意味し、建築や都市が、時代や状況に応じて対応変化し生き続けるという意味で使われているということを始めて知りました。勉強になります。
次の部屋にはなんだか殺風景な模型が並んでいて、前にnuevaでみた佐藤可士和さんの映像を思いだしました。なんかいろいろ理念とか概念とかあるんだと思うけど無知すぎてわからん。
そして最後の部屋。なるほどーと思ったのが、「建築家にとって、住居とは特別なものである」という文章。そうか。いままでのは住む用だけってわけじゃなかったのか。どうりで。
国際フォーラムの模型とか直島とかくらいしか知っている模型はなかったけれど、なんとなく、うっすらと実用としてでなくアートとしての建築が模索してきた路の様なものに触れることができたような気はする。