- 作者: 小林賢太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/08/23
- メディア: コミック
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そういえば前に1巻の感想を書いたまま止まってたので続き。
2巻目で特に好きな話は「リセット」の1、2と「マヒンさんの話」。
特に「マヒンさんの話」でのニニコが猛烈にかわいい。こういう素直になれない素直なキャラクターというのが私は本当に好きだ。日々の生活の中でも、こんな風につっぱってみせてる人の、ふいに見せる素直な部分を知ることができると、いきなりその人が大好きになってしまったりする。そして、なんとかして友達になってその素直なとこをもっとみたいと思ったり。
ラーメンズのコントは「不条理」と言われることが多いみたいだけど、実際は物語の筋がきちんと通っているものが多い。でも鼻兎シリーズを読んでいて思うのは、小林さんの書く物語の、核となる疑問だったり発見だったりエピソードだったりするものが、この漫画にはつまっているんじゃないかということ。その良い例が「リセット」なんじゃないかと思う。筋の通らない事象を許容したり疑問に思ったり、そういう作業を経て、あの素晴らしくおもしろいコント達が生まれたんだなあ、などと納得してみる。