月刊少年シリウス創刊号

ichinics2005-05-28

月刊少年シリウス公式サイト
http://www.sirius.kodansha.co.jp/

創刊号って新鮮。全部が新連載ってすごいなーと思いながら読む。ラインナップの中に普段読んでる作家さんが原作以外には1人も居ないのがちょっと不安。例外は季刊エスでたまに短編やイラストを見る加藤和恵 (加藤しげる)さんくらい。

「ロボとうさ吉」/加藤和恵
今号での1番のお目当て作品。やっぱりすごく絵が上手い。お話としてはジャンプ系?
バロック」/小川彌生
安野モヨコの「パトロールQT」みたいになるの?と思ったけど違うっぽい。女の子向けなのかな。
「ソウルメイトツーリスト」/作:根本新 画:ふる鳥弥生
テンション高い「もっけ」みたいなかんじかな? 幽霊相手の商売で金がどこからきてるのかが気になってしまうのは大人だからでしょうか。
「ユウナギレクイエム」/晴瀬ひろき
今号での唯一の読み切りなので印象に残った。救いのある「南くんの恋人」という感じ。
「ぼくと未来屋の夏」/作:はやみねかおる 画:武本糸会
原作読んだことあるので読みやすかった。今回掲載された中では一番好みの作品。中程に入る扉絵も良かった。
夏の魔術」作:田中芳樹 画:ふくやまけいこ
次回が楽しみ。
テレパシー少女蘭」/作:あさのあつこ 画:いーだ俊嗣
面白かった。次回が楽しみ。
「龍眼」/藤山海里
ブ○ーチとナ○トを足して割ったようなお話になるのかならないのかまだ第1話なのでわからない。絵柄が篠房六郎さんに似てるなと思いました。

月刊少年シリウスの全体的な印象としては、アフタヌーン的なものを期待してたけど、実は少年マガジンっぽい作品が多かったという感じ。テンション高くてストーリーの進み方が速いというか、会話とかでのリアクションのコマが少ないマンガが多いような。上に挙げてないのはほとんどそんな印象だったのですが、もしかしたら「シリウス」としてはそちらが主流になっていくのかも。今のところは、原作付きの「ぼくと未来屋の夏」「夏の魔術」「テレパシー少女蘭」の3本が群を抜いている気がします。3号めくらいまでは続けて読んでみたい。けど、続けては読めないだろうなぁ。
あと、今回は付録であさのあつこさんと西尾維新さんの小説が収録された冊子がついています。とりあえずあさのあつこさんの方だけ読んだけど面白かった。読み切りだと思ってたけど続きものでした。挿絵が「ポータブル空港」の百瀬義行さんというのも嬉しい。