ビールとアイロン

ichinics2005-05-31

朝から雨でうんざりする。街は煙っていて、特に高いビルは上の方が見えないくらいだ。ちょっと香港みたいで窓から見ている分には良いけれど、外へ出るのは億劫。割合に忙しい日だったので1日はあっという間だったが、仕事している間中、今朝から読みはじめた小説(貫井徳郎さんの)の先が気になって仕方なかった。
終業後、さて帰るか、読むか、と思ったら同僚に飲みに誘われ、一杯だけならということで飲みにいく。意志が弱い私。が、仕事後のビールはほんとに美味しいのでまあいいかと思う。
私がビールの美味しさに気付いたのはたぶん今年に入ってからだ。もともと炭酸飲料が苦手なので、最初の一杯くらいしかビールは飲まず、焼酎、ジン、甘いのならチンザノ、くらいをぐるぐる飲んでいるのが常だったのだけど、最近はビール。美味しいなと思って飲むようになった。そして私はあんまり酔わないタイプでもあるのだけど、この頃は軽い酩酊というのを味わえるようになってきて、ああ世のお酒好きの方々はこうやってアルコールを好きになっていくのだなというのがひしひしとわかってしまった。でもビールを飲むなら2杯までかなとも思う。炭酸でお腹いっぱいになるから。ちなみに今日のビールはハートランド。店にこれしかなかったからハートランドなんだけど、さわやかで美味しいし瓶もかわいいから好きです。
そして宣言どおり、ほんとに一杯で切り上げて同僚と別れ、電車に乗り込むなり本を読む。意志が強い。
帰宅してからはホストの番組を見ながら晩ご飯を食べ、その後アイロンかけ。
私はアイロンかけるのが苦手です。今日はシャツ3枚にアイロンをかけたんだけどどれもいまいち上手く行かなかった。というかアイロンが重すぎる。アイロンかけるときにいつも思いだすのは、村上春樹の小説に出てくる主人公(誰だったか忘れたけど、たぶんオカダトオル)がアイロンかけにいくつかのステップを踏んでいたこと。確か襟からはじめるんだったよな、と思って私も襟からかけはじめるんだけどいつもその後を思いだせない。だから結局ハンガーに吊るしてある。最後は重力頼みだ。
なんだかもう眠いけど、これからまたちょと本読むつもり。
ちなみに写真は今日とはなんの関係もない去年下田の海にいったときのもの。はやくこんな風に人気のない海で一日ぼんやりしたりしたい。夏待ち。