Martha Wainwright

Martha Wainwright

Martha Wainwright

Rufus Wainwrightといい父親のLoudon Wainwright IIIといい、Wainwright家の人々は才能に満ちあふれてるなあと感じるアルバム。ルーファス兄さんも11曲目にコーラスで参加してます。
今まではバックコーラスなどでしか聴いたことがなかったのですが、ようやくフルアルバムが出るらしいよという噂をきいて、いつでるのかもよくわからないまま気にして探してたんだけど、やっと見つけて購入しました。
粘り気のある歌いだしはやはりルーファスを彷佛とさせる。声質や歌い方はRicky Lee Jones(特に#10の歌いだしとか)やスザンヌ・ヴェガに近いかな? 物憂げな雰囲気の中に芯がある感じ。
ただ、ヴォーカリストとしてはとても好きなタイプなのですが、曲のアレンジにちょっと物足りないところもありました。8曲目とかも出だしは好きなんだけど、中盤から入るギターのアレンジとかなんかちょっとしまりがないような気がしないでもない。でもそれはほんの一部で、基本的にはシンプルなアレンジに独特の声が映える佳曲の多いアルバムです。特に12曲目「Who Was I Kidding?」が素晴らしかった。
プロデューサーによってかなり違う面も見れるんじゃないかなという期待もありますが、とにかくこれからの活躍を楽しみにしたいです。
お母さんのKate McGarrigleは聴いたこと無いので、今度見かけたら買ってみようと思う。あと「アビエイター」に兄さんと出演してるらしいというのを今知ったのだけど、まだやってるかな(やってない)、ビデオでもいいかな、とあせり中。