IKKI 9月号

「月館の殺人」ポスター、というかすごろく付き。なんかルールが難しそうだけど今度やってみようと思う。
もう1つのおまけは「題56回新人コミック大賞受賞作セレクション」という冊子。
大賞は「青い空の日」/内山八景。これを読んで、あれ、この賞って今年のものじゃないのかな?と思ってしまったのですが、そのくらい、なんというか懐かしい感じの絵柄とお話だった。でも、すごく上手い人だと思います。ベテラン作家の短編みたいだ。
入選は「インセクト・ワールド」/長野春治。なんか、すごく最近みたことある絵な気がするけど、なんだか解らない。渡辺ペコさんとかにも近い感じの線で、結構好きな画です。お話はスピリッツとかによくある感じかな。

金魚屋古書店」/芳崎せいむ
今回は楳図かずお。たぶん先日出た「UMEZZ PERFECTION」繋がりなんだろうな。怖いもの嫌いな私も楳図さんの漫画には面白いと思うものが多いけど、今回の話(美が云々)はあんまり共感できず。
「乙女ウィルス」/鈴菌カリオ
前回は特に印象に残らなかったんだけど、今回のはシンプルに面白かった。「マンハッタンラブストーリー」のようなぐるっとまわって繋がったみたいなお話。
「ぼくらの」鬼頭莫宏
あぁ…次はこの人なのかってわかるたんびにがっくりくる。途中のコエムシの話とかで思いだせない部分があったからやっぱ単行本で買おうかな。
「平凡ポンチ」/ジョージ朝倉
死んでも死んでも生き返る中村ヒナが面白い。なんだか最終回のような終わり方だったけど、最終回じゃないよね?
「カメオドール」/田村てまり
第十三回イキマン受賞者田村てまりさんの新連載。亀にまつわる4コマ漫画。亀っていうと「かめ!」を思いだすけど、こっちはかなりリアルな亀で、それがなんか良い味。一條裕子さんの漫画を思いだした。
カモシカテンラクシー」/佐々木崇
読み切り。なんか優子ちゃんのやさしさ…って話になってたけど、あれ?万引きさせてたのはスルーなのか?とちょっとうけた、というか不安になった。
「花ボーロ」/岩岡ヒサエ
すきまにみっちりと収まった人間が見える、というちょっとホラー風のお話で、自らの童心と相対するという哲学的な話でもある。で、来週にも続くのかな? それともこれでこの話は終わり? 続きが読みたいなあ。
のらみみ」/原一雄
今回は人に夢をみさせる能力のある羊キャラのお話。なんだかショートショートみたいで凝った話だった。面白い。羊かわいい。