キセル@SHIBUYA BOXX

スキマミュージック番外編ということで、DVD用の収録ライブ。
BOXXにははじめて行ったのですが、隣にカフェスペースもある、わりとこぢんまりしたライブハウスでした。新しいっぽい。
ステージも前にカメラがあるからか、一段高い畳しいてある段があって、その上にちゃぶ台、機材後ろにスクリーンという配置。辻村兄弟はその畳の上にあぐらをかいて演奏するというスタイルでした。途中で演奏された「鮪に鰯」のイメージと言っていた気がするけど、良い感じ。オープニングは確か「ハナレバナレ」「雪の降る頃」「おに」などなど。その後に続く曲も、今までのライブでよくやってきた、ベスト的な選曲だったような気がします。ライブを見るたびに実感するのは、二人の声のバランスの良さとのびやかさと、独特の節まわしの気持ち良さ。バックに流れる映像も、柔らかくて、懐かしい感じ。これを画面で見るとどんなふうになるのか。楽しみです。確か前に九段会館で見た時も映像流していたけど、今日のはもっと曲にあわせた映像みたいだったな。
それから、今日VJを担当されてた工藤里沙さんを交えて「雪に消える」も演奏されたんですけど、かわいらしい方でした。あの声がキセルの音楽にとてもあっていると思います。「雪に消える」の後は、キセルダンスミュージックということで立ち上がって「風とくらげ」「エノラゲイ」を続けて2曲。この2曲はいつもイントロで間違えるんですよね。私。
最後は「ギンヤンマ」「ピクニック」それから「夏休み」という曲が演奏されたんですが、「夏休み」はたぶん、新曲だと思う光合成」というコンピに入っている曲だとコメント欄でakiさん(http://hp.kutikomi.net/kicell/)より教えていただきました。感謝!とても良い曲でした。バックに波のような木漏れ日のような映像が流れてたんですけど、まさにそんな、いつかの夏休みみたいな曲。アンコールは「ベガ」。
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キセルのライブは見るたびに結構構成が違っていたりして「窓に地球」ツアーの時は5人だったしエマ−ソン北村さんと3人の時もあるし、今日みたいに2人きりのときもある。でも今日のライブは、2人でできることのぜんぶっていう感じがしました。あっちいったりこっちにてをのばしたり、狭いスペースだからこそできることとしてもちょっと大変そうなとこもあった。けど、なんとなくこんな風に曲作ってるのかなとか思えるあったかいライブでした。
キセルの曲を聞くといつも、子どもの頃とかに感じる、ちょっとだけ違う世界を見た時みたいな気持ちになる。
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ずーっと思ってることだけど、いつか大好きな「ハッカ」をライブで聞いてみたい。それから「タワー」もまだライブできいたことがない。「夜間飛行」も。