「12人の優しい日本人」

作・演出:三谷幸喜
出演:浅野和之石田ゆり子、伊藤正之、江口洋介小日向文世鈴木砂羽筒井道隆生瀬勝久温水洋一堀内敬子堀部圭亮山寺宏一

去年の終わりから再演されていたもの。これ、頑張ってはみたんですけど、チケットとれなかったんです。先週くらいにwowowでやったらしく、友人にビデオ借りて鑑賞。映画版「優しい日本人」も好きだけど、やっと舞台版を見れて、うれしかったです。とにかく面白かった!
まず、やっぱり個人的に好きな俳優さんがたくさんでていて楽しい。筒井道隆さんはなんであんな「いいひと」そうなんだろうな。あと小日向さんが格好良かった。なんというかキレ者が焦るシーンとかにときめきます(屈折)。生瀬さんも良かったし山寺さんが声以外で演技してるとこ初めてみれたし(ここはもうちょっと山寺さんならではのシーンが欲しかったけど、それをやるとオンステージになっちゃうのかな)。それから。有頂天ホテルにも出ていた堀内敬子さんは、役柄によって随分雰囲気がかわるなと思った。好きです。沢口靖子さんとちょっと似てるような気が。
お話も、「十二人の怒れる男」を見たときのような驚きはないけれど、たぶんどれを最初に見るかによるとは思う。「怒れる」と「優しい」はもちろん全く別の話なんだけど、パロディとして見ても面白いと思います。
ただ、難を言うならば、最初の全員無罪から一人有罪に入れるとこの「理由」がラストとちょっとちぐはぐな気もした。
でもとにかく、面白かったです。三谷さんの脚本はなんだかんだ言って安心して笑えるところが好きだ。