Sweet Dreams for fishmans

フィッシュマンズ特集目当てに、久しぶりにミュージックマガジンを買った。
まだ読んでる途中なんだけど、柏原譲さんのインタビューに

ベタに言うと、いい歌って、自分のことを歌ってくれてるような気がするんですね

というのが、まさに、だなぁ、と思った。そして、今だったら、どんな言葉があったのかなぁとか考えたりして。

Sweet Dreams for fishmans

SWEET DREAMS for fishmans

SWEET DREAMS for fishmans

それで、何となくフィッシュマンズのトリビュート盤を聴き直したりもしてる。
初めて聴いたときはなんだかうけつけなくて、じつはほとんど聴いてなかったアルバムなんだけど、年末のライブ映像も良かったし(id:ichinics:20060109:p1)と思って聴いてみてる。
そもそも、トリビュート盤て、あまり好んで聴かない。そのアーティストのアルバムにカバー曲が入ってるのはわりと好きだし、そういうカバー曲を集めたものなら聴いてみたいけど、最初からトリビュート盤として作られてる場合、どうしても原曲の雰囲気にひっぱられてしまうものが多い、という印象がある。まあ、これは聴く側の問題かもしれないけど。
でも、フィッシュマンズの場合は、アレンジや解釈が原曲に近いほうが、聴きやすく感じる気がします。なんでだろうな。耳が慣れ過ぎているのだろうか。
そういう意味で、個人的に気に入ったのは、クラムボンの「ナイト・クルージング」と、nontoroppoの「Just Thing」でした。
あとUAの「頼りない天使」は栗コーダーカルテットによるトラックが素晴らしい。本当に良い。パスカル・コムラードみたいだなと思った。一曲だけ取り出して聴くなら迷わずこれだと思う。