バスルーム寓話/おかざき真里

ISBN:4870313987

1996年の夏休み
一人の男性を巡って、四人の女性が語り合うというお話。吉野朔実さんの「恋愛的瞬間/第四話:適材適所の男」を思い出したりした。ほぼ同時期に書かれたお話なんだけど、それもなんか不思議。
バスルーム寓話
別れ話をしたとたん、恋人がペンギンになってしまうというお話なのですが、内容はとても恐い、でも切ない話。
夏草子
喧嘩中のカップルの前に、ある女の子が現れるお話。いい話だ。というかいい子だ。楽しいことは楽しいって言うべきだと思った。
拍手喝采ピエロ
ピエロに誘拐された少女のお話。こういう状況での信頼関係っていうのはわりと少女漫画の典型のような気がするんだけど、思い出したのは、遠藤浩輝さんの「カラスと少女とヤクザ」だった。