いわなければよかったのに

今日は久々の友達と飲み会をしてきた。もつ鍋を美味しく食べていたのなんて束の間で、つい誘われるままに終電を逃し、つい聞かれるままに、近頃考えていたことなど話してしまって、すごく後悔している。
頭の中にあったはずのものが、口に出して、相手に聞こえた途端にまったく別のものになってしまっていることに気付く、ということはやっぱりあって、そうなるともう取り返しがつかない。それを話してしまったという事実は消せないし、かといってこの先、この問題に起こる顛末を逐一伝える訳にもいかないから(そしてそれもまた口にした途端別のものになってしまう可能性があるから)、現時点の私の言葉で、それは定着してしまうのだ。そう考えると、やっぱり後悔してしまう。
別にそれは、些細な話に聞こえたかもしれない。でもそれを、私はもうちょっと自分の中で考えていたかった。そうするべきだった。そしてこれを取り出して見せる相手をたぶん間違えた。
すごく楽しいはずなのに、私だけがその後悔のあたりをうろうろしていて、何とも歯切れの悪い夜になってしまった。反省。