コーヒーと右腕の不自由さ

1日に数回はコーヒーをいれる。主に会社で、ちょっと気分転換にいれることが多い。だいたい朝一番と、昼と、夕方に、同じ部署の三人分を一緒にいれる。
紙のフィルターの底を折って、ドリッパーにセットして、豆をスプーンで三杯と一杯入れて、それはまあ、One for potって紅茶の話を勘違いして続けてる習慣なんだけど、とにかく一杯余分に豆をいれ、沸騰した湯をそっとかけて蒸らす。コーヒーの匂いがする。その隙に細口のポットに湯を準備して、豆が膨らんだあたりで、湯を細く注ぎはじめる。このときです。右手がおかしいってことに今日気が付いた。
左手でポットを持って、お湯を注いでるんだけど、右手が、こう、肩くらいの位置で止まってて、影絵で「白鳥」とかやってるようなポーズをキープしている。なんだこれ、と思って下ろしてみても、豆見ながら無心になってる間に上がってる。バランスとってるんだろうか。すごい間抜け。
同じような葛藤は歯磨きの時にもあるんだけど、あれは右手で磨くので、左手はわりと自由にしてくれている。私は利き手が右なので、右はなんというか、自由であっても常に臨戦態勢の心配性なのかもしれない。
自分の腕すらコントロール出来ない私ですが、いっそのこと皆自由にしてくれたらどうなるのか興味あります。
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そういえば前に月兎印のポットについて書いたことがあったけど、あの後すぐ買ったのは友人のプレゼント用になったので、自分のぶんはまだない。でもそういやプレゼントにも喜ばれた気がする。最近結婚された友人がいるのですが、どうでかな。いらないかな。嘘。もっとちゃんと考える。