何と訊かない

今日、おじさん(上司)を交えて数人で話していたら、何かの流れでポール・マッカートニーの名前が出た。おじさん(60代)は「知らない」と言う。ええ、ポール・マッカートニー知らないんですか? と幾人かが言い、じゃあジョン・レノンは? ああ、名前は聞いたことある。聞いたことあるだけですか? うそー。
そんな風に会話が流れる。でもおじさんは「それは何してる人なの」とは訊かない。それがなんだか不思議だった。別に知らなくていい、と思ってるのかもしれない。でも、気にならないんだろうか?
例えば、「最近○○という人の絵をみてすごく好きになったよ」という話をしたら、その絵の話じゃなくて「絵を見にいったりするんだ、かわってるね」なんて言葉が返ってくる感じ。これはほんとおおざっぱなたとえだけど、それがどんな絵か気にならないのかなぁ、ってことが最近気になってたんだけど、べつに気にしてほしいわけでもないからいいやということにしようかな。
でもちょっとさみしい。