会話に正解はあるのかな

いつも読ませてもらってる「空中キャンプ」さんの文章でちょっと気になったところがあった。男女におけるコミュニケーションの質のちがい、ということについてなんだけども、

男性には、こういったコミュニケーションの発想がない。「私がAといったら、Bと返事してほしい」という考え方をしない。つまり、期待する答えはあらかじめ決まっていて、お互いが手順通りに会話をして、それが両者の予測通りに成立する、というコミュニケーションに対して、どうして満足を覚えるのか、いまひとつよくわからないのである。
http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20060222#p1

この文章を読んで、あーまあ確かに、と思う反面、ちょっと違うような気もした。コミュニケーションについて考えるのって難しくて、どうしても自分が普段どうしてるかってことを中心に想像してしまうんだけど、例えば、Aと言ったらBと言ってくれっていう空気読め圧力みたいなのは男の人にはないんだろうか? 例えば私の友達の男の子達には明らかに慰めてほしそうだなぁというときがあるけれど、それは私が異性だからなのかな?(もしくは私の勘違い?)

私も、この日記ではうっとうしいことたくさん書いたりするけど、日常生活ではわりと空気読んで生活してる、と思う。たぶん。一応心掛けている。褒めて欲しそうなら一応褒めるし、何かに怒ってる相手にはそれなりの共感ぽいものを示してみたりもする。逆に自分が気になってるものに対して「そんなのどうでもよくない?」みたいなこと言われても「私は好きだけどなぁ(あはは)」みたいな感じで受け流すこともある。もちろん、反論したくなるときもあるけど、反論してる時はわりと相手に気を許してるときだ。それか、絶対譲れないとき。
だから逆に気を許してるはずの相手に、型通りの言葉を言われたりしたら、それはそれで「えー」と思ってしまうけど、それもまた正解を求めてることになるんだろうか?
ともかく、私の中では「Aと言ったらBと言おう」っていうのは、気心知れる前の牽制しあってる感じなのかと思ってた。そして私自身が上の空でそういう話し方してるとよく怒られます。
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でもたぶん「空中キャンプ」さんで書かれてることは、ちょっと違う話な気もする。
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ちなみに全然関係ないけど、古川日出男さんの文章読みながら時々zoot32さんの文章を連想してました。リズムがある感じ。

続き

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