「REPEATER+3」「Instrument」/FUGAZI

Instrument - O.S.T.

Instrument - O.S.T.

この前の「Faraquet」再聴を切欠に、まずはFUGAZIをちゃんと聴くべきだと思うに至って集めはじめているのですが、これがもう、びっくりするくらい格好良いんだ。FUGAZIを初めて聴いたのは確か「Instrument」というFUGAZIのドキュメンタリー映画を貸してもらって見た時だった。それで、すごい格好良い、と思って買った、その映画のサントラでもある同名のインスト集「Instrument」は、長らく愛聴している。特に唯一のボーカル入りトラック「I'm so tired」は、個人的ベストトラックのかなり上位に入り続けています。
でも、第一印象がインストばかりだったせいか、「REPEATER+3」とかは買ってすぐ聴いて、なんとなくしっくりこないまんまで放置していた。
Repeater & 3 Songs

Repeater & 3 Songs

そこに昨年のザゼンブームです。もう最近は全てがザゼンに繋がってしまうけど、それは似ているとかそういうことでなく、ただ私の耳の中の、ある回路をザゼンが開いたような気がしているということだ。
そんで改めて「REPEATER+3」を聴いてみたら、これがまたえらい格好良い。「REPEATER+3」は、FUGAZIの3rdアルバム(1989年リリース)のリマスター盤。シングルでリリースされた「3songs」も同時収録されてます。
荒削りな印象もあるけれど、ハードコアというジャンルにカテゴライズされるのではなく、ストイックな統制のもとに、全てのパートが楽器と一体になって絡み合ってコアな音楽になる感じ。こういう音を聴くと、言葉って追い付かないなぁと思う。このアルバムでは「Brendan #1」からの流れが気に入ってます…ってまたインストだけど。あと「Sieve-Fisted Find」あたり。
ともかく暫くディスコード漁りにいそしむつもり。ライブもみてみたい…。でも、その前にまずボーカルの声を聞き分けられるようになりたいので、あのドキュメンタリーDVDも買わなきゃなと思います。