ブログ文章術のお題その2

ブログ文章術でまたお題がでてる、ということをmichiakiさんとこで知りました。お題があるならやりたいなーという書きたい派(読むのも好きですけど)なので*1やってみようとおもいたった。
と、その前に、

そもそもぼくの場合、エントリを書き上げての推敲時にまず、頻出する「と思う」を「と感じる」「と考える」「ような気がする」に散らしたり、省けそうならなるべく省く、というステップが最初に入るのです。
http://d.hatena.ne.jp/./michiaki/20060426#1145983571

ここの部分は、この日記も同じで、面白いなぁと思いました。
私の場合は、断言が苦手、というか世の中断言できることなんてそんなにないと思ってるので、ある程度意図的に「思う」ばかりになってます。ただ、文章的にはあんまり気を使ってないかもしれなくて、更新の時は[テキストエディットで書く→1回「ちょっとした更新」であげてみる。→通して読んで気になるとこ直す→更新ボタン押す→翌朝もう一度読んで直す、]という流れがいつものパターンなのですけど、「思った」をバラしていく作業は、重ならなきゃいいかなくらいで、実はあんま気にしてないかもしれない。読みにくかったらごめんなさい。こんな日記ですが、わりと勢いで書いてます。

で、お題「自分を軸に書いてみる」

ゴーストが あらわれた!
ああああが みがまえるより はやく
ゴーストは おそいかかってきた
コマンド?
ゴーストの こうげき!
ああああは 3ポイントの
ダメージを うけた!
ああああの こうげき!
かいしんの いちげき!!
ゴーストに 9ポイントの
ダメージを あたえた!
ゴーストを たおした!
けいけんち 3ポイントかくとく
4ゴールドを てにいれた!
ああああは レベルが あがった!

これを、自分が体験したことだと考えて、書き直してみよう。
http://blog.excite.co.jp/blog-jutsu/1902906/

先に言い訳しておくと、このお題をまっすぐ「自分視点」で書こうとすると、どうしてもファンタジー世界にいる自分みたいになってしまって、正直恥ずかしいです。

短くない一文で!

今日、道を歩いていたらゴーストに出くわしたんだけど、私が身構えてもいないのに襲いかかってくるから仕方なく応戦することになって、3pダメージ食らってヤバいかなぁと思ったところに、運良く改心の一撃が出せて、しかもレベルもあがって、ゴーストには悪いけど、ちょっとラッキーだったと思った。

ドラクエの記憶が薄れています

突然世界が真っ暗になる。行く手を阻む仄かに発光した物体――「それ」が何か、理解するのに数秒かかった――幽霊、いや、この世界ではゴーストというのだっけ?
腹をすかせているのだろうか。私が身構えるよりも早く、それは襲いかかってくる。選択の余地はない。戦闘だ。
私は目前に現れた白枠のコントロールパネルを操作し「こうげき」を選択する。なぜなら私には「彼」がそれを願っているのがわかるから。
ゴーストの攻撃を、手に入れたばかりの[青銅の盾]で受け止める。腕が痺れて、少しだけ後退してしまう。ダメージは……3ポイント。盾がなければ9ポイントは食らっていただろう。
ゴーストが定位置に帰ったら、今度は私が攻撃する番だ。呑気なようだけど、これがこの世界での戦闘のルールなのだ。
まだその扱いに慣れていない[聖なるナイフ]を振って、宙に浮かんだ「それ」目がけて飛びかかる。掌から伝わる鈍い感触が、身体全体を震わせた。何度繰り返しても、気持ちの良いものじゃない。
ダメージを確認するより先に、「よっしゃ」という「彼」の声が届いた。よかった、ゴーストを倒せたみたいだ。収穫は小銭だったけれど、この経験値でひとつレベルがあがった。
プツンと白枠が消えると、私はもといた沼地に立っていた。
右耳から「セーブしとこ」という声が聞こえる。そろそろ夕飯の時間だから、この旅は一旦終了だろう。
でも待って、この沼地を抜けたら、私は死んでしまう。
画面が点滅している。それなのに「彼」は直進を続ける。あと3歩、進めばアリアハンに逆戻りなのに。

しつこく99パーセント

「99パーセント」の意味を思い出すより先に、それは私の舌全体に広がっていた。
想像するよりも、ずっと苦い。でも私の味蕾は嗅覚と結びついて、まだそこに「甘さ」を探している。何か、味を紛らわせるもの、と思い手近なテーブルの上にあった温いコーヒーを飲むと、二種類の苦みが口の中で葛藤をはじめた。逆効果だ。(←3ポイントダメージ
パッケージを見ると、甘い飲み物と一緒に、と書いてある。もう、先に言ってよ、と自分の不注意さを棚にあげつつ甘い何かを探してみるけれど、あいにく何もない。
仕方ない、とりあえず苦くなければなんでもいいや、と冷蔵庫にあった牛乳をパックのまま飲んでみる。冷たくて美味しい。(←改心の一撃
そして、あれ? これはもしかして、ともう一度、今度は口に含ませるようにして牛乳を飲む。これは、ココアじゃないか。なあんだ。
口中を覆っていた苦さはもう、どこにもない。そして私は一つ賢くなった、ような気がする。かも。(←経験値&レベルアップ、でいいですか?

*1:前回もやった→id:ichinics:20060405:p1