KKP#5 「TAKE OFF〜ライト三兄弟〜」@本多劇場

ichinics2006-06-04

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「LENS」以来、2年ぶりとなる「小林賢太郎プロデュース公演」。
ラーメンズ間連のことを書くのは、ずいぶん久しぶりな気がしますが(といってもmaru以来なんだけど)初めて舞台で見る「KKP」はとても楽しかったです。
ポツネン、maruは落ち着いた雰囲気かつ緊張感のある公演だったので、こんなふうに笑うのは久しぶりな気がする。楽しかった。
物語は飛行機オタク(小林賢太郎)と大工(久ヶ沢徹)と自転車で旅する青年(オレンヂ)の三人が繰り広げる、青春の日々(?)を描いたもの。
伏線やどんでん返しで「驚かせる」というよりは、芝居で「笑わせる」ことに重点を置いた脚本で、小林さんにしては驚くほどシンプルなお話だなと感じたのですが、そこがとても良かった。脱線した会話も物語の中に生きてくるような、幅を感じる舞台でした。特に「コントパート」「芝居パート」のオン/オフが気にならないっていうのは、小林さんと久ヶ沢さんが絡むお芝居では初めてだったかもしれない。
とにかく、見ているこちらも元気になるようなお芝居で、いいものを見させてもらったなぁ、って、笑いながら帰ってきた。
カーテンコールでの三人もとても良い笑顔でした。最後は立ち上がっての拍手合戦。楽しかった!