「もやしもん」、人気だよねぇ、と思いつつ、石川雅之さんの漫画は『週刊石川雅之』しか読んだことなくって、そのせいで良くも悪くも「つかみ所がない」イメージがあったのでなかなか手に取らないでいた。読めば面白いんだろうなと思いつつ、内容が想像できないと手に取るのも先送りになる、のか。どうだか。
- 作者: 石川雅之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/05/23
- メディア: コミック
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肉眼で菌が見えてしまうもやし農家の息子、沢木が主人公。農大へ入学するところからはじまって、まあまったりと日々が流れていくわけですけど、読んだ後はちょっと世界が違って見えるすごい漫画です。違って見える、とはつまり、菌が見えるような気分になるってことなんですが(影響されやすいタイプです)、「こういうとこには菌がいるんだね」とか、スーパーなどで買い物をしていても「かもされだ」なんて。自然と考えてしまってる。前からそういう意識はあったのだろうけど、あのかわいい菌達のおかげで嫌悪感が減った気がする。地球すごいと思います。これの影響で農大受験者が増えたりとかしそうだなぁ。
少し前、知人が「もやしもんの三巻を読み終えるのに2時間半かかった」と言っていて、そのときは「ながーい」と思ったのですが、たしかに「もやしもん」を読むのには時間がかかった。私も通算したら1冊2時間くらいかけてたかもしれない。もったいないので大事に読もうと思うし、1ページ内の情報密度が濃い。登場人物紹介も毎回違うし、おかげでだんだんと菌の名前も覚えられちゃったりします。
- 作者: 石川雅之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/05/23
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あともやしもん読んでると、日本酒飲みたくなるので、ここんとこ飲み屋では日本酒ばかり注文しています。ダメだったはずなんだけど、イメージの力ってすごいね。こちら(http://www.kinosake.jp/kamosuzo.html)では今年も「純米吟醸生酒かもすぞ」が発売されるそうです。のみたいー。