デスノート 前編

コミック原作の映画、というのにあんまり期待しないようにはしてるんですが、それでもやっぱ期待してしまうところはあるわけで、でも残念ながら始まって10分もたたないうちに、実写である必要はなかったんじゃ? と思ってしまいました。えっと、実写にしたら新規読者が開拓できるとかそういうメリットはあるのかもしれないし…。隣の席の男の子は「漫画も読んでみようかなぁ」と言っていたので、原作未読の人には面白いのかもしれないけど、原作好きな人にはどうなんだろうなぁ、というのが正直なところです。
個人的には、こちら(http://movie.maeda-y.com/movie/00744.htm)の感想にほぼ異論はないです。残念。
特に残念だった点は、はじまって10分くらいのところで登場するリュークリュークがフルCGというのは聞いていたのですけど、とにかく動きが不自然に堅すぎる。そして声が、中村獅童さんらしいのですけど、なんだかイメージと違う。予告を見た時点ではそっくりだ、と思ったLも、確かにかなり見た目は近付けているし、漫画版での構図や仕草を再現した場面も多々見られたけれど、コスプレだなぁという感じ。やっぱり漫画的なキャラクターというのは実写にすると無理があるということなのかもしれない。そしてライト役の藤原さんも、キャスティングは良かったと思うんだけど、脚本のせいか、あのカリスマ性がなくなっていた気がする。結構いっぱいいっぱいに見えた。
上のリンク先でも書かれていますが、原作はモノローグ中心で進むのに対して、映画では伏線的な部分がほとんど見えないので、いろんな出来事が突然に思えるし状況を操っているはずのライトが状況に翻弄されて見えるのがもったいない。特に、終盤のミスディレクションのショットは反則だと思うし(だってあれは完全に物語の外に向けてのミスディレクションだ)。

そういえば

実写化ニュースを知った時に書いてたキャスティング妄想(id:ichinics:20060124:p2)、そういえばおひょいさんだけ当たってた。