いつも「何か」のはなし

朝起きたときはまだふらふらしていたけども、一日過ごしたら、ようやくちょっと冷静になった。昨日の感想、我ながらちょっと感傷的すぎるんじゃないの、と思う(けど消さない)。
そんくらい、驚きだった。なにしろゲームやってまともに泣いたの初めてだし。
でも、これはたぶん、物語に感動したってのとはちょっと違うと思う。ひとりひとりの物語も、読みごたえはあるけど、想像し難いところもあったし、目新しいってわけでもない。これが小説だったらこんなにも印象に残ることはなかったのかもしれない。
構成に驚かされることはあっても、構成「だけ」でぐっときたんでもない。もちろんそれだけでもすごいんだけど、このゲームにはそれ以外の「何か」があった。それに動揺した気がする。いつも「何か」だけど。

この空が消えてなくなるその日まで

っていう言葉はどういう意味なんだろうなって、今日ずっと考えてた。 それははじまりなのか終わりなのか。
EDの曲に「世界と自身とを分かつ壁は/人を象り閉じ込める檻」という言葉があって、ということを教えてもらってたので、それを考えながらやってたんだけど、実際、この物語にはたくさんの檻が出てくる。世界、町、学校、自分自身。その「中」にいるのは、心地よいことでもある。
あの世界が終わる、とかじゃなくて、もともとここはそういう場所なのかもしれないとか、思う。
そしてたまに、「何か」が、聞こえたり、見えたりする。そのことのすごさを痛感するのに、あの繰り返しはとても有効だった。
聞こえてるか、見えてるかは、自分にはわからないことだけど、それでいいのかもしれない。
って、まただんだんポエ夢になってきたので、このへんにしておきます。次はリプレイした後にでも。