- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2006/11/29
- メディア: コミック
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1巻の中心は八代将軍吉宗の時代だったけれど、2巻では遡って三代将軍家光の時代が描かれている。家康、秀忠の時代を経て、謎の疫病が流行りはじめたことを切っ掛けに、初の女将軍が生まれるに至るその変遷が解き明かされるわけだけれども、これがまた、とても読みごたえのある一冊だった。
語り手となるのは院主となったばかりの美形の僧侶。彼の美しさもまた、物語の大切な伏線となっていて、面白い。
夢中で読みました。
そしてやっぱり、性別ということについて、考え込んでしまう。生まれ持ったものでも、らしくあるということは、どこかで求めるものなのかもな、という気持ちと、本当にそうだろうかという疑問と。
続きはどんな物語になるんだろうか。ものすごく楽しみです。
1巻の感想→ id:ichinics:20051005:p1