ZAZEN BOYS@新大久保EARTHDOM

カウントダウンジャパン行けないので、2006年ラストになるZAZENライブに行ってきました。EARTHDOM presents OTHER MUSIC#13"YEAR END MODERN NOISE NIGHT!! "というイベント。
今日はもう、ものすごい楽しかったです。毎回楽しかったとか最高とか書いてますけど、ZAZENライブは常に最高なんだもんな。でも、今日のはちょっと、これまででもベストに感じるくらい、楽しかったし、気持ち良かった。
今日行ったEARTHDOMは新宿のANTIKNOCKにちょっと雰囲気が近いライブハウスだった(今日のメンツゆえかもしれませんが)。地下の黒い箱、低い天井は久々だ。そしてそこにぎゅうぎゅうの人。始まる前はちょっと不安だったけど、始まってしまえば転がるだけだなと思った。我に返る瞬間もなく、音に(そして人波に)埋もれてた。
クアトロよりもひとまわり小さいステージの上では、いつも近い4人の距離もさらに縮まって、タイトな音がぶつかりあう。「SUGER MAN」からはじまって、マボロシ、ヒミツなどの曲でがんがん盛り上げるので、実に具合よく、観客が一塊になって音に反応している感じが最後まで続いていて気持ち良かった。ZAZEN BOYSというバンドの音は、ライブで体験すると、まるでものすごいスピードで走る鍛えられたランナーの集まりのように感じる。先頭を奪い合っているように見えるのに、その軌跡はひとつの輪郭を描いている。そのことに毎回感動する。
この前のチッタとは正反対のアプローチとも思えるアグレッシブなライブだったけど、それがとても具合のよいテンションで、向井さんの空間把握能力ってほんと鋭いなと思った。そして今日はお客さんののりも良かった。前にザゼン一緒に行った子が「盛り上がり過ぎ恥ずかしい」みたいなことをいっていて、うーんと思ったんだけど、やっぱそういう逡巡とかしてる間もなくもってかれるのがザゼンのライブだったりするんだよな。楽しかった!!!

イベント全体について

今日は全部で4バンド出演するイベントで、ザゼンは3バンドめでした。

オープニングは「SUSPIRIA」という関西のバンドでした。紹介文とか探してみたら、これはオペラ・コアというのかーと思ったが。オペラではなkった。速めコアという感じで、ところどころにグッとくるところもあったんですが、ちょっと笑えない冗談だと思ったとこがあって、何ともいえない後味に。
2番目はREBEL FAMILIA。元DRY&HEAVYのHEAVYと、GOTH-TRADにより結成されたダブユニット。いやーかっこよかったです。極太な音がほとんど隙間なくつながれたライブは圧巻だった。改めて、もっと踊りやすいとこで見たい。
トリはKIRIHITO。初めて聴いたのですが、かっこよかったです。なんか名前から想像してたのとは全く違った。音色としては、速いマリリン・マンソン…とか思ったんだけど違うかもしれない。でもフックありまくりで綿密に構成されてるのに、それを感じさせない疾走感にぐっときた。人がたくさんで、ほとんどステージ見えなかったんだけど、帰ってきて検索したら、スタンディングドラムとギターのユニットだったと知ってびっくりした。二人であの音ってすごいな! 気に入ったのでCD買おうと思ったんだけど、売ってなくて残念。
ちなみにKIRIHITOはステージ袖で見ていたんだけど、後ろにカシオメン(具合が悪そうでした)と、隣の隣くらいに向井さん(お酒片手に上機嫌に見えました)がいて、おーと思った。
こういう時、ライブ良かったですとか話しかけていいものかどうか迷って結局はなしかけられないよね、とか言い合いながら帰宅。とにかく今日も楽しかった。いいライブイベントでした。
これが今年のライブ納めでよかったなー。