Comments Of The Inner Chorus/tunng

たぶんどこかで紹介されていたのだろう。アマゾンのカートに入りっぱなしになっていたのを、あれこれなんだっけ、と買ってみて、届いて聞いてみたら、これは!! と嬉しくなった。こういう音を前にしたら、すごく良いです、としか言えない。そして好き。
アコースティックギターと電子音で紡がれる、ささやかだけれど、広がる音。基盤はブリティッシュフォークなのだけど、そこにサンプリング音や電子音が絡み合うことによって、風景が動き出す。でも飛行機や電車の速度じゃなくて、バスの一番後ろの席に座っているときのような、安心。そして曲間に顔を覗かせる不安。でもいつしか暗がりを抜けて、見知った場所に出るときのような、緊張と弛緩のバランスが、いかにもブリティッシュフォークです。でもストレンジ。定義しようとするとするりと逃げる、流れ自体に意識を感じる。
早速1stアルバム「Mother's Daughter And Other Songs」も注文しました。早く聞きたい。この2ndはバンド編成になっているけれど、tunng(タン)は結成当時からたぶん1stまで、マイク・リンゼイさんとサム・ジェンダースさんのユニットだったそうです。どんな音なんだろうなぁ。
すごく良いです。そして好き。

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