「Some Loud Thunde」/Clap Your Hands Say Yeah

大ヒットした1stアルバムから約1年、プロデュースにデイヴ・フリッドマンを迎えて制作されたセカンドアルバムがこちら。

Some Loud Thunder

Some Loud Thunder

ただ、楽曲にはそれほどプロデューサーの影響は感じられなくて(良い意味で)、あくまでも1stの延長線上に進化しているアルバムでした。すごく良いです。音作りの面では、特にヴォーカルとベースが聞きやすくなっている。この芯の通ったオリジナリティと、浮き世離れした独特の雰囲気は、たとえばCAKEみたいに地盤のあるバンドだからこそなのかなと思ったりします。
1曲目は今回も拍手入り。音の壊れ具合が気持ち良い。そしてこのヴォーカルは聞いててやみつきになるというか、聞けば聞くほど魅力的に思えてくる。スルメみたいですね。声を震わせる感じはblighteyesっぽいのなかぁと思ったけど聞き比べてみるとそうでもないの。
アルバムはレコードのA/B面みたいに6曲めと7曲めの間で少し空気が変わります。こういう色のつけかたも、懐の深さがあらわれてる。今後も楽しみなバンドです。
ちなみに今回のジャケットはボブ・ディラン『PLANET WAVES』ぽいなーと思ったら(似てないかな?)、ヴォーカルのアレックはボブ・ディランのファンとのことで、なるほどと思った。
Planet Waves

Planet Waves