かみちゅ!1〜6話

かみちゅ! 1 [DVD]

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ある日神様になってしまった女子中学生、ゆりえの日常を描いたアニメ。
神様になってしまった、という設定からして、なぜ神様になったのか、というところに焦点があたりそうな気はするんですが、そこはあくまでもゆるがない設定であって(とりあえず現時点では)、基本的なあらすじは、おわらない夏休みのような閉じた時間の中で、あらかじめ回避されることが約束された困難に立ち向かっていく、というもの。
瀬戸内海のどこか(尾道だったかな)を舞台にした、美術や八百万の神々の設定や今となってはハルヒみたい、と思ってしまう祀ちゃんや「苺ましまろ」の桜木茉莉に似てる(顔が)みつえちゃんのキャラクターとか、好みのアニメではあるんだけど、未だになんかしっくりこない。理由はたぶん、主人公のゆりえにある。
ゆりえは、神様になってしまう云々を抜きにしてもファンタジーだ。動きの描写がいちいち「かわいい」で、かわいいは正義なのかもしれませんが、「かわいいでしょう?」といわれているようでなんとなく反発したくなる。ドジっ子で天然で恋する乙女なゆりえ自身は自分で「かわいいでしょう?」というようなキャラじゃないので、これは制作側の「ゆりえをかわいく」というこだわりゆえのかわいさ、なんだろうけど、そこになんか、物語以外の要素を感じてしまうってことかな。
うーん。
キャラクターの魅力を楽しむ物語、というのもあると思うけど、なんかずっと「この子いちおしです!』といわれてるような気分だ。全体的に、雰囲気が好みのアニメだけに、もう少し、盛り上がりたいんだけど、かわいいと思えない者はお呼びでない感じ。とか思うと萎えるなぁ。
…というのはすべて、ただの妄想かもしれませんが。
ちなみに一緒に見ていた妹はずっと「カーキャプに似てるのに主人公が成長しないのが嫌だ」といってましたが私はカーキャプをみたことがないのでその喩えがわからない。