フジロックフェスティバル/7月29日

念願の初苗場! 日曜一日だけですが行ってきました。
1日だけとはいえ、始発電車で行って日曜深夜までライブを見ていたので(約24時間起きてた)とても充実したきもちです。たのしかった!
以下覚え書き。ながい!

苗場まで

ふだん2時すぎに寝るじぶんが3時半には起床するっていうちょっとしたがんばりを見せつつ朝6時の新幹線で出発。
駅からのシャトルバスには待つこともなく乗れたし、快適な出だしでした。今回は、テントはるつもりだったんだけど、ちょうど日曜で帰るという知り合いがいたので、それを借りて後日返却することに。なので、ついてすぐテントに荷物おいて、開場入り。
スライム

朝の移動と面影

まずは奥まで歩いてみようってどんどん行って、ねえまだ9時台だけどビール飲んでもいいかな…? なんて自問しながら一杯め。太陽に乾杯。ごろごろした後、朝イチはオレンジで面影ラッキーホールを見ることにしました。
リハーサルからサービス旺盛で、楽しかったです。「シャボン玉とかやめて!そういうんじゃないから!」とか、会場でてくひとに食い下がったりとか、そういう細かいMCがいちいちおかしいんだけど、ライブで見ると、ビジュアルと音と歌詞のあいまったどろり感が発酵してるようなまろやかさで、さらに苗場の緑と夏の日差しがあわさるとこがカオスだなーと思いました。中盤に田口トモロヲさんも登場。元気だった。わたしもあんな開脚ジャンプできる50歳になりたいです。

ELECTRELANEとせいかつサーカス

その後、朝霧食堂でごはんたべつつ友達がみたいといってたYoLeYoLeさんでちょっと眠ったりしてから、ELECTRELANE。CDで聞くよりずっと迫力のあるライブだった。音色はステレオラブみたいなイメージだったのだけど、ライブでみるとかなりプログレというか恭順なイメージ。かっこよかったです。
ヘブンに移動してキングトーンズをぼんやり見つつビール。雨が降り出してきた。みればまだ14時だというのに夕方のような薄暗さ。涼しくていいけどねえ、なんていいつつ、ゆらゆら。
んで次はせいかつサーカス。たのしかったー。ワールドミュージックのごった煮な音づくりとサーカスの融合。思わず踊りたくなる音楽と、こどものころにみたちょっと不思議な世界のような、その独特の空気感がすきです。デッドヘッズぽいひとがたくさんいたのも納得。ただ、天気いい野外が似合いそうなバンドなので、雨だったのは残念。朝霧こないかなぁ。
雰囲気がよかったアヴァロン

ジョナサン!

続いてはいよいよ、Jonathan Richman!!!わーいばんざーい!!ジョナサン!だいすき!って顔した人がいっきにおしよせる。もちろん私もその一員で、腰をふりつつ笑いつつ、存分に楽しませてもらいました。
ジョナサンのCDを集めはじめたのは大学に入ったばかりの頃で、きっかけはたぶん、音楽に詳しい先輩におすすめされたんだったと思う。そのシンプルな演奏と、ちょっと間の抜けた、でものびのびとした声が大好きで、とくにザッツサマーフィーリングはもうずっと夏の定番曲として愛聴してる。一番気に入っているのは、どこのかわからないライブ音源で、そのイントロでジョナサンがいってるどこの国の言葉かわからないMCが、たぶん「サンサシオン」といっているのだと思うけど、よくわからないままに今ではわたしの口癖だったりもする。脈絡もなく。
ライブを見るのは今回が初めてだったんだけど、その声は若い頃とちっともかわってなくて、あのちょっと泣きそうな顔で愉快なダンスを踊り、ギターを掲げるその勇姿には終始釘付けでした。大好きだ。それから、たくさんの人がジョナサンを待っててジョナサンの歌にうれしそうな顔してて、ジョナサンも楽しそうで、あああしあわせだなぁって思ったよ。念願の「I Was Dancing in the Lesbian Bar 」も聞けたしね。
しかしジョナサンは終始自由すぎるので、ドラムのクリスさん(だよね?)の苦労がしのばれたりもした。いえい。

クラムボンすこし

本来ならここでDURUTTI COLUMNを見るはずだったのですが、残念ながら出演キャンセルとなってしまった。ぜひ単独できてほしいな。
なのでジョナサンのあとは、ホワイトへ移動して、clammbonを見る。ものすごい人で、遠くからしか見れなかったけど、いつ見ても、ほんときれいでのびのびとしていて、やさしい音だなと思う。新しいアルバム買わなきゃな。
フラミンゴいすぎ

BATTLES!!

clammbon終了後の波に乗って前へ前へ、BATTLES待ち。あの高いシンバルを確認してにやにやする。うううたのしみすぎる。雨もやんだ。
はじまってすぐさま、ああ、かっこいいってこういうことですよね…とおもった。そして頭から人波に飲まれた。各パートがいっこのスクリーンの中で無作為に動いているようでちゃんど軌道を描いている感じが全面的に何枚も上手て、あっさり降参する。音聞き分ける余裕もなく、ひたすら音をキャッチするので精いっぱい。ただ、変態っぽい音だなーとか頭のはしっこで思いつつ、でも楽曲はきっちり構成されているので、体がノリやすいなとか思う。どの曲かわからないんですが、ほぼハイハットとスネアだけの長いドラムソロがあって、4拍子を16くらいでたたいてるように聞こえて、しかもそれがビシッとしまっててしびれた。そしてそっからの解放がこれまたたまらない。すごいかっこいいお祭り音楽だと思いました。「Atlas 」では、ヨイショッヨイショッてかけ声も聞こえてきたりして(わたしだけではないとおもう…)、祭りは各国共通だねとか思う。次はぜひワンマンいきたいです!!
ミラーボール通りかかるたびにバトルズ仕様?とか思ってた

夜の移動

そっからご飯食べつつ、通りかかった「monocism with 沼澤尚」に足を止める。はじめてきいたのですが、なんだろシューゲイザー直系なんだけど、演奏がたってるというか、楽器それぞれの音の芯がある感じがとてもいいと思いました。好み。けどテントの引き渡しがあったので途中で一旦戻る。
そして楽しみにしていた clap your hands say yeah は、少し遅れていったらもう外まで人が溢れ出ていて、それでも外で座って聞いていたけれども、こんなに近いのに姿形もみえないっていうのがくやしかったなぁ。

パレスオブワンダー

ケミカル通りかかったら真っ暗ななかにひとがたくさんで、鳥目なわたしにはちょっとこわかった。ので、結局グリーンステージではなにも見なかったわけで。まあいいか、また今度!
んでテントをおいて帰る組の方たちとお別れし、ちょっこし休憩した後は、パレスオブワンダーへ。何杯めかわからんビール片手にジョナサン待ち。
今回、ジョナサンは土曜日夜の苗場食堂とあわせて3回もライブをやったそうです。そしてほとんどぜんぶ同じセットリストだったようなのですが、それでも楽しさそこなうことなく、これだけたくさんのひとが多幸感に溢れた顔してるってのは、すごいよね。いみわかんないなぁ、なんて笑いながら、拍手。たんに楽しくて、踊って笑って大満足。また会えるひを楽しみにしております。いえい。

続いてはサイプレス上野とロベルト吉野。DJとMCの二人組ユニットだったんだけど、やー楽しかった。青年漫画雑誌みたいな雰囲気っていうか、ね、楽しかったなぁ。なんだか音響もすごくよく聞こえて、目が覚めた。
そっからは飲みつつマスドレ待ち。
マスドレのライブは、残響祭のときに見てもうがっしりわしづかみにされてしまったんですが、もう、相変わらずかっこいいです。あの裸足ワンピーススタイルで楽器と一体になって動く感じがもうたまんない。ただ前回見たときより若干走らないようペース押さえ気味になってるような気がした。どうかな。とにかくマスドレさんは今後追いかけてくつもりです!かえってきてからまたライブ映像とかみてる。

ところで苗場は携帯の電波状況が悪いみたいで、でもauの友達は大丈夫だったから、特にソフトバンクが全然だめみたいでした。なんだよスリージーって!もう…!
そんな感じで、ついったも使えないし、ぜひフジで会いたいと思っていた方々とも、携帯ダウンでなかなか連絡がつかずにいたんですが、夜になったら利用状況が落ち着いたせいか開けた場所にでたせいか、パレスオブワンダーでは無事連絡とれて、お会いすることができました。わーい!かんぱーい!
ほかにも大学時代の先輩やら友達やら、あんなに広いのにばったり会えたりもして、とてもうれしい一日でした。

帰宅まで

その後、ROVOにいこうかちらっと迷いつつ、とりあえずテント戻った友達のとこ戻ろうとおもったら、暗くてさー(鳥目)しかもさっきみたときよりテント減ってるしコールマンの同じのたくさんあるし、でわからん、ここどこ? なんてぐるぐる迷って、電話であれこれ教えてもらうも、なかなかたどり着けず半べそになった。夜こわい。今度からテントには目立つ目印必須だなと学習した。
で、そのまま寝て朝、夜ずっとやんていた雨が明け方から降り始め、テント畳むのにもひとくろう、で、雨ようの靴じゃなかったからぜんしんぐっしょりて大変なことになる。ちらっと天神山のときのこと思い出して、あれに比べればと思うけれどもすっかり気持ちがへこむ。雨具はズボンも必要だなと思った。
でもやっとこ駅について着替えたらサッパリして、新幹線で帰宅。駅弁たべていろいろ話して、じゃあねってわかれて、ああーおわっちゃったなと思った。

ずっと、いきたいと思いつつ、でも遠いしなってあきらめ気味だった苗場ですが、今回行くってきめて、そしたらほんとに行けて、うれしかった。いろんな人におせわになりました。感謝。
準備ちゃんとしなきゃっていろいろ反省することもあったけど、ぜひ次回に生かしたいと思います。
楽しかった!