なんかいい夢見た

目が覚めるまで、その日が暑いのか寒いのか判断できない、ババ抜きみたいな日々が続いていて,目を覚ましていちばんに、くしゃみをしたら足がつった今朝、枕に顔を埋めて足をさすりながら、そういえばついさっき、ちょっといいことあったよね、と思う。あったの知ってんだよ、とか思って、にやにやする。夢だけど。夢なのはわかってるけどもう一回、あの感じを味わいたい、って手をのばしながら目を閉じて、指先の芝生の色が、見えそうでみえなくて目を凝らした瞬間、いつのまにか眠ってしまっていたことに気づいて飛び起きた今朝その2。満員電車に揺られもせず詰められている中でも、その感じを反芻しつつ、それがだんだんと遠くなっていくというか、あのこそばゆいような感覚はもうなくなっているのに、無理矢理引き止めようとしているその自分のおもむきのなさに残念な気持ちになってまた目が覚める今朝その3。あれがほんとだったらよかったのにねと思うけど、あれがなんだったのかもう思いだせない、すでに午後。