おもひでぽろぽろ

家に帰ってきてテレビつけたら、「おもひでぽろぽろ」をやっていて、しかもちょうど、好きな場面だったのでうれしかった。

「雨の日と…、曇りの日と晴れと、どれがいちばん好き?」
「…くもり」
「あ、おんなじだ!」

っていう、あれです。あの「あっ、おんなじだ!」ていわれた後の、妙子の顔が、ちょっと大人な感じになるのがまたぐっとくるんだ。好きなものが同じっていうのは、単純に嬉しいよなあ、と思う。違うのも、面白いけどね。
ほかにも、久しぶりにみたら、小学生ってこんなだよなあって共感するところと、昔ってこんなだったんだなーって時代を感じるところがあって、なかなか面白かった。「しあわせだなあ」って知ってる?とか、母さんも、楽しそうに反応している。
弟と妹も一緒に見てたんだけど、弟は靴下のまま外に出て父親にぶたれる場面がひどく印象に残っていたらしく、私が「ぶつようなことかなあ」といったら「俺も子供の頃、おんなじことで父さんにぶたれたよ」と言っていて、驚いた。うちの父親は昔から厳しかったけれど、手をあげるようなことはほとんどなかったからだ。
妹は、(私は今日見れなかったんだけど)妙子のお姉ちゃんがパイナップルを買ってくる場面をよく覚えている、と言っていた。そして、そういえば私も、パイナップルのむき方を覚えてためしたくて、買って帰ったことあったなあって、思い出した。そしてそのパイナップルがおいしくなくて、私はパイナップルが苦手になったんだった。
なんていろいろしゃべりながら見ていたので、あらすじすらよくわからない感じになってしまったけど、面白かった。そしてふと、私たち兄弟の、十年後とかどんななんだろうねと思う。