皇国の守護者 5巻/原作:佐藤大輔 作画:伊藤悠

皇国の守護者 5 (5) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

皇国の守護者 5 (5) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

無念の連載終了の知らせから二か月。
読みながら、これ全然終わる気がしないんですけど…とかずっと思ってて、最終回読みおわってもまだ、狐につままれた気分だった。
新城はほんとうに魅力的な主人公だったし、5巻通してすこしもブレるところのないこのキャラクターは、もちろん原作に支えられているからなのだろう。それでも、新城のこの、表情の描き方の、こぼれんばかりの魅力はなんだよ! 会話の切り取り方、仕草、そういった部分が原作をうまく演出していたからこそ(原作読んでないけれども)、この「皇国の守護者」漫画化はとてもすばらしい作品に仕上がっていたんじゃないかと思う。だからこそ、これほどまでに連載終了が惜しまれているんじゃないかなぁ。
うまくクライマックスを作ってはいるけれど、明らかに予定外の終わり方だけに、ここで終わってしまうのがとても残念です。
1巻からの感想 → http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20070308/p1