ほんとうのきみをしりたいの/「GAME」perfume

日記のタイトルつけるのって難しくて、だから今までつけたのの3割くらいはそのときかかってる曲のフレーズだったりするのだけど、でもそれってやっぱりそのときの気分で聴いてるんだから日記にはちょうどいいんじゃないのかなあ、なんて考えてる今、わたしは、妹が買ってきてくれたperrfumeの新しいアルバムを聞いている。

GAME(DVD付) 【初回限定盤】

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perfumecapsule を聴く感覚っていうのは、私にとってはアルコールや清涼飲料水に近いというか、気分転換だったり景気付けだったり、気の向くままにかけては足取りを軽くしたりするために摂取しているようなところがある。
私にとって、そういうふうに聴く音というのはそんなに多くないんだけど、でもそれは単純に好みの種類というか、例えば夏のビールみたいに、perfume を聞きたい瞬間っていうのがある。
それと同時に、perfume の場合、ちりばめられたキーワードやフレーズにぐっとくることもたしかにあって、歌詞全体としてよりも、例えばこの「ほんとうのきみをしりたいの」*1というフレーズが呪文のように頭に残ることで、アルバムの9曲めを、選んでかけたりもする。もしくは「これくらいのかんじでちょうどいいよね」*2とか、たまんないよねえと思う。
だから今回、「Butterfly」や「Take me Take me」が退屈に感じてしまったのは、曲としてどうこうよりも、やっぱり私は perfume に、少女漫画のような「物語」も求めているんだなあーなんてことを考えたりした。
コンプリートベストだと「wonder2」や「引力」、そして「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」は、ほんと何回きいてもあきないくらい大好きなのだけど、でも perfume を「アイドル」としてとらえにくい(と私が思っている)のは、そこにある物語が、歌い手が主体となる物語ではなく、例えば映画やアニメの挿入歌のような、歌い手と物語に距離があるものだと感じたからだった。中でも一番近く感じるのは、魔法少女シリーズの主題歌だ。曲を背景に、耳に残るフレーズの奥に、見える物語に、すごく好きな世界があった。
それってどういうことなのかなあ…ってのはまだよくわからないのだけど、とりあえず、イヤホン耳に入れて、流れてくる音聞いて、簡単に元気になる自分がいる。

*1:「シークレットシークレット」

*2:「マカロニ」