草花日記

ちょっとまえからボケ、ツツジが満開になってツツジはいまも満開だけどタンポポは花よりも綿毛をたくさん見かけるようになった。たんぽぽにもどうやらたくさん種類があって、まるく空気を含んだ綿毛の西洋たんぽぽのほかに、触れると羽毛のように柔らかい綿毛の背の高いタンポポもあれば、小指の先くらいの小さな綿毛をつけているものもある。
足下にはハハコグサハコベ、そういえばハコベは小学校のときチャボの餌になってたなとか思い出しながら歩く。それにハルジオンにヒメジオン、ちょっと前までヒメオドリコ草もたくさん見たけど、そういえばホトケノザはあんまり見かけなくなった。レンゲやシロツメクサも、そういえば最近はあまり見ない。四葉のクローバーとか、小学生の頃よく探しにいったけど、今じゃどこを探せばいいのかもよくわからない。
民家の軒先に最近よく見かける、あの大きなクロッカスみたいなオレンジの花はなんだろうなとか、最近はちらほらとバラが花をつけてるのを見かけるようになって楽しみだなって思ったり、とか。雨が降るたびにもう少しでアジサイだとか、このまえ「シャッター押してもらえますか?」って声かけてきた人と、今年は暖かかったから桜がはやかったですねとか、そんな話をしたのだけど、もしかしたらイギリス人が天気の話から会話をはじめる(といわれている)ように、日本人は花の話から挨拶をするというのが、あるのかもしれないと思ったけれどそれは無理矢理すぎるかもしれない。