美容室日記

美容室のなにが苦手ってやっぱり美容師さんとの会話なんですが、でもそれは別に美容師さんが苦手というわけでなく、そもそも人見知りなのと、背後から声かけられてもよく聞こえないのと、鏡の前にいること自体が落ち着かない…というわけで、できれば読みかけの本でも持って席につきたいんだけど、「お荷物お預かりしまーす」の瞬間、そこで鞄から文庫本とか出したら「今日は喋るつもりないです」…て言ってるみたいじゃない…? とか思ってるうちに全部預けちゃってそんで結局は運ばれてきた雑誌を開きつつ、美容師さんの質問に薄ら笑いで答えていたりします(よく聞こえていない)。
ところでたまにコーヒー出してくれるときと出してくれないときがあるのはなんでなんですかとか、シャンプーのあとに肩もんでくれるときとくれないときがあるのはなんでなんですかとか、「次あたり前髪切ろうか」っていうのは切った方がいいってことですかとか、聞いてみたいこともいろいろあるんですけど、それより気になってるのは、いつも切ってくれてる人についてるアシスタントの男の子がいてですね。シャンプーされてるときとかにいろいろ話をふってくれるんです。
例えばこの前「そういえばこのまえ南口のヴィレッジバンガードにいましたよね? 声かけようかまよったんですケド」とか言うので、(しばらくこの駅で降りてないのに変だなー)とか思いつつ、あ、そうですか…? とか返事していたんです。でもその後に、
「あ、そういえば「スウィーニー・トッド」見たんですけどおもしろかったです!」
「あ、私見にいけなかったんですよー。レンタルして見ようかなー」
「えっ! こないだ面白かったっていってたじゃないですかー」
とか言い出すので、あれだ…この人は…確実に私を誰かと勘違いしている! ということに気づいたんですが、それを指摘してもめんどくさいし、かといって嘘つくのもなんなので「いやーあはは…」とか笑ってごまかして終了しました。今回はコーヒーなしで肩もみアリでした。どっとはらい

ところで

なんで突然美容室日記書きたくなったかといいますと、こちらの2つのエントリがとても面白かったからなのです。ありがとうございます。
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クラッシュログ(naked)::サービスって、なんだろう。