Life is comin' back

大学時代の友達の結婚パーティに行ってきた。
ひとりで参加するってのもあって、会場に向かうまでは少し気後れしていたのだけど、会場につくと大学ぶりに顔を見る懐かしい人もいたりして、みんなうれしそーな顔で、
新郎は新郎で、なんていうか、相変わらずの率直さを振りまいてデレデレしており、やっぱり来て良かったなと思った。

私と彼は、大学時代はちっとも仲良くなかった。(という話は以前の日記にも書いたことがある。→ id:ichinics:20071031:p1)*1
それなのに、大学卒業して何年もたってやっと友達になったのは、たぶん、わりと似た者同士だったというか、お互いのルサンチマン(って言ってみたいだけで、要するに自信と不安)ぽい部分で、気があったんだと思う。2人で「蛙が降らないかなー」という話をよくした。彼と飲んだ後は、いつも自分のダメな部分を思い知らされるよーで、そんでもなんとなくやる気がでるのが不思議だった。
とはいえ、お互いもう社会人だし、仕事も忙しいしで、「友達になって」から、会った回数なんてたぶん下手したら片手に収まるくらいだ。それなのに、こうして結婚パーティによんでもらえるなんて、人生なにがあるかわかんないなーと思う。

『以前のオレだったら今の自分みて「ケッ」とか言うだろーな。』というようなことを言ってて笑う。ずーっと結婚したいって言ってたもんな。家族つくって幸せにしてこその人生じゃないですかって、酔った勢いで語りつつ、「でもどうせ俺なんて」と付け加えてしまう、あの頃の不器用さは、もうほとんど見えなくなった。そのことが嬉しくて、でもちょっとだけ寂しい。
彼が奥さんに出会ったことを「蛙が降った」というんだろうか。違うような気もする。でも、これこそがそれのような気もする。
でもどちらにせよ、蛙はきっかけだよねとか思いつつ、
彼らが、守られてますようにと思う。

*1:ちなみにこの日記の最後に「好きな人ができた」と話してくれたのは、今のお嫁さんのことだ。