ちゃりん子の神隠し

先日、私の自転車が消えた。朝、いつもどおり出勤時に自転車置き場を確認すると、家の前にとめておいたはずの私の自転車が、忽然と、その姿を消していた。こ…これは…、空間がッ…「削り取られて」いる!とか思ったけどそもそも空間が削り取られるってどういうことだかよくわかっていなかった。とにかく、自転車だけが、そこから姿を消していた。ということはアレか、シュレーディンガーてきな、実は自転車はありませんでしたみたいなことか。しかし、私のこの手には昨夜かけた自転車の鍵が握られている! 自転車が最初からなかったのだとしたら、この鍵は…。いやいやまさか…もしかして…私が誰かの自転車の鍵を持ち去ってしまったのだろうか…。そして、その「誰か」こそが私だったとしたら…。ガーン! まさか犯人が私だったなんて!
ってそんなわけない。だって現に私は自転車がなくて困っているんだし(very much)、とりあえずは、この場合わたしの自転車は…何者かの手によって持ち去られたと考えるのが妥当だろう。
ええー!? てようやく状況を把握した頃、やっと駅につきました。それからというものは視界に入る自転車すべてが私のちゃりん子に見える病です。
もしかしたら返しにきてくれたりするんじゃないかなーってちょっと期待してるので、毎朝家の前のちゃりんこ置き場を確認するのも忘れません。
でももしかして、「実は自転車はずっとそこにあったのだ!」とか「なんで見えないの?」とかだったらすげーこわいなぁ…とか思いながら今日も歩いて出勤しました。早く帰ってこないかなー。