切り取り

見ている画面の大きさがそのまま世界の大きさのイメージになる…というようなことを、いつだったかテレビでコメンテーターが言っていた。確か、携帯の掲示板について話しているときだったと思う。
そんなのは、なにかのこじつけじゃないかとか思う気持ちもあるのだけど、この2週間くらい、パソコンがなくて携帯でネット見ながら、どこかこころもとない気持ちでいたのも確かで、それは本を虫眼鏡でみているような、全体があるのにいっぺんに見えないもどかしさに似ていた。
それが普段パソコンから見ることに慣れているからなのかどうかはよくわからないのだけど、
最近どこかのデータでインターネットを携帯から利用する人とパソコンから利用する人の割合がほぼ同じくらいいるということを知って、携帯に慣れている人はパソコンから見るときどんな風に感じるのか、知りたくなったりした。
そして、見ている画面の大きさでいえばもちろん自分の視界が一番広いのだけど、例えばスクリーンやテレビ画面やブラウザや携帯画面、カメラのファインダー、のように区切られた世界で視界をいっぱいにできるというのも面白くて、それはもしかしたら、その画面の外を想像できるからなのかもしれない。そして、画面の外、ていうのは自分の視界にもあるのかも、とか。