2月の終わり

2月の終わりはなんだかあわただしく、とても楽しかったような気がする。毎年、このくらいの季節になると、もう今年もこんな調子できっとあっという間に過ぎるんだとか、厭世的になったりもするのだけど、今年はそんなのも5分くらいで過ぎてった、ような気がする。
朝起きて、植物を日向に出し、近所を散歩して相変わらず道に迷って、喫茶店で本を読んでからスーパーで安売りの豚肉まとめ買いして、弁当用に惣菜をいくつか作り冷蔵庫にタッパーを並べる。そんなときにふと、料理は無心になれるから楽しい、とか、そういう単純な共感が嬉しかったこととか思い出して、
考えていることを言葉にしても、それがどう写るかを気にせずにいられるのはやはり気持ちがいいことだなと思ったりした。

散歩道に花が増えてきたせいか、最近は寒くても春みたいだ。