風邪と間抜け

すっかり夏になったつもりで半袖ばかり着ていて、「熱いけど寒いなあ」なんて思っていたら思いっきり風邪を引いてしまった。がーっと熱がでて、インフルエンザだったらどうしようかと思い、以前母親からもらった粉のポカリを溶いて飲みまくる。具合が悪くなったらポカリ、っていうのは幼い頃から我が家の鉄則だった。
ポカリ、本、寝る、ポカリ、本、寝るを繰り返してだいぶよくなったものの、ひくべくしてひいた風邪なのでなんだか恥ずかしく申し訳ない気持ちだ。大人なのに。

最近、ずっと同じことを考えているのだけど、どうにも解決できず、なんかまあ、難しいな、というところに落ち着いてしまって困る。
例えば友達が何か困っていたら、その何かをすんなりとけるようなすばらしいひと言を言えたらと思うのだけど、そんなときも結局「難しいよね」としかいえなくて残念に思うことがある。
でも先日、友達の家に遊びにいったときに、彼女が思い出して聞かせてくれた私の言葉といったらほんとに間抜けなものだったのだけど、それがずっと彼女の中に残って今につながるなんて、なんだかすごく面白いと思った。
そして、面白い、とか、難しい、とか言葉にしてみるとすごく単純なことのようだけど、やっぱり顔を見合わせて「変なの」って言い合うことには、それ以外のものがたくさんある。

うまく言えないけど、この前読んだ漫画にでてきた、「なんだかすべてのことが同時に起こってるような気がする」という台詞を思い出して、ずっと先に、この「難しい」や「面白い」がつながってればいいと思った。