不思議なひと/安藤ゆき

不思議なひと (マーガレットコミックス)

不思議なひと (マーガレットコミックス)

本屋さんで見かけて、表紙がきれいだなーと思って買いました。これが初のオリジナル短編集だそうです。
今のところ、まだ印象が定まらないというか、すごく好み、というわけじゃないんだけど、何かひっかかる…って、すごくえらそうな言い方だけど、次でガラッとかわるかもなって気がする。もしかしてかわかみじゅんこさん好きなのかな、て思うとこがところどころにあったり、お話も、コマ割りも、すごく工夫してる感じがする。
何より1話めの表題作が先生ものっていうのがいいです。私はなんで先生に恋するお話がこんなに好きなんでしょうね。あーあー。
それから2話めの「小さな恋のモノガタリ」もよかった。恋愛小説が苦手な女の子が、好きな男の子のために小説を書こうとするお話。恋って何?ってお姉ちゃんに質問する場面で、

普通のことが特別んなったりさー
なんかしてあげたくなったり
なんか知んないけど
一生懸命んなったりするわけよ/p68

って答えるのはすごくいいなと思いました。

これまでに原作(「もっと、生きたい…」でした)つきのがでてたってのは読み終えてから知ったんだけど、イメージとぜんぜん違うな。渡辺ペコが「蛇にピアス」で単行本デビューだったみたいな感じ。
今後に期待したいです。