虹

電車を降りると大きな虹が見えて、思わずホーム際に寄って写真をとる。あの辺に川があるから、湿気の多い日にはこんな虹がでるのよ、なんて話を背中で聞いて、なるほどーとか思いながら妹にメールすると、ちょうど裏表みたいな画像が送り返されてきてなんだか面白かった。
それを見た瞬間、右端と左端だ、と思ったんだけど、そうじゃなくて向こう側とこっち側ってことなのかな*1
携帯電話のある生活はすっかり当たり前になっているけど、こんな風に距離と時間がぴたっとくっつく感じに改めて触れると、なんだか未来だなあとか思う。ただ、その「未来」の感じっていうのは、たぶん自分が思いもつかないような道具を手にする、ということに近くて、だからそれを使ってどんな生活をするか、という部分はそれほど変わったりはしないんだろうなとも思う。
 
左が等々力、右が阿佐ヶ谷。
駅を出る頃にはもう虹は消えかかっていて、でもあたりの人みんな、名残惜しそうに空を見上げていた。こんな光景はきっと、ずっと昔にもあったはず。

*1:ってのは勘違いだったみたいです。コメント欄にてご指摘いただきました。ありがとうございます…!