新装版 あずまんが大王1、2、3年生/あずまきよひこ

あずまんが大王」新装版シリーズも、先日でた3年生でついに完結してしまいました。
あらためて、とても面白かったです。この3ヶ月、月イチでこれがでるのがほんとーに楽しみだった。結構ボリュームもあるのでちょっとづつ読んで、笑ったところで満足して閉じて、しばらくしてまた開いて、を繰り返すこの充実感。連載中の作品の単行本待ちには(待ちきれずに)脱落してしまうことも多いんだけど、月イチっていうペースは個人的に絶妙で、むしろこのままずっと月イチで出続けてくれたらいいのに…と思ったりもする。
けれど、高校は3年間で終ってしまうのでした。
私はこの新装版になってはじめて、ひと月ごとにお話が描かれてることに気がついたのですが*1、収録を1年ずつに区切ることで、1、2、3年生とタイトルそのままにキャラクターが成長していく構成は、とてもよかったと思います。
特に、3巻では冒頭新学期の挨拶から受験の話があったりして、めくったページよりこれからめくるページのが少なくなってくる=卒業が近い、ってことにもなんかぐっときた。
前に読んだときは、どう終るか知らずに読んでいたので、ラストまで読んではじめて、ああそうやって終るのかーって、思った気がする。でも今回の新装版では、ある程度覚えているラストに向かって読んでいるところもあって、でもそれなのに新鮮な気持ちで読めたのは、やはり丁寧な加筆修正と構成によるものなんじゃないかなと思いました。
メディアワークス版は手元にないため、加筆修正部分を見比べたりとかはしてないのですが、それでもあきらかに、3巻通して、現在の絵柄に近く統一されているのがわかるし、さらに、ほとんどのキャラが前読んだときより好印象になっているのもすごい。近いうちに読み比べてみたいと思います。
それにしても、こうやって好きな漫画を読み直す事ができるって幸運なことだなーと思いました。
この新装版は、1年生から3年生まで、繰り返し何度も読むだろうな。

あずまんが大王 3年生 (少年サンデーコミックススペシャル)

あずまんが大王 3年生 (少年サンデーコミックススペシャル)

ちなみに3年生で一番笑ったのは、p20の大阪の居眠りと(身に覚えありすぎた)、p96の大阪です。ほんと大阪好きだな私。

*1:前は全4巻だったしどういうふうに収録されていたのかちょっと覚えてない