「70億の針」/多田乃伸明

70億の針 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

70億の針 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

本屋さんで見かけて気になって買いました。面白かったです。
あるきっかけで心を閉ざしていた少女が、異星人の手違いで「死んで」しまい、その異星人と体を共有して生きることになる。その出会いの場面は「たったひとつの冴えたやり方」のシロベーンを思い出したりした。あと「寄生獣」や「エイリアン9」みたいなバディもの(?)にも雰囲気が近いような気がします。
1、2巻は、同じくその異星人を追ってきたものとの戦いのお話で、わりとシンプルにまとまっているのだけど、2巻の終わりが、あれそう続くの!? って感じでとても気になります。
あと、この「70億の針」は、心理描写も戦闘描写もとてもわかりやすいのが印象的でした。特に1巻の、体育館での戦闘とか、ひとコマひとコマが小説のワンフレーズみたいだと思った。言葉の説明はけして多くないので、カメラの動かし方がうまいのかなーと思う。
続きがとても楽しみです。
70億の針 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

70億の針 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)