「ブラック・ラグーン」9巻/広江礼威

年に1度のお楽しみ「ブラック・ラグーン」の新刊を読みました。いやー面白かった…!!
読み終わるのもったいなくてちょっとづつ読んでたってのもあるけど、かなり長い時間楽しめたように思います。しかも、この巻はなんと連載分に20pも加筆してあるとのこと。読み終えてから、どこが加筆部分だったのかを知って、もはや単行本向けに描いてるのかもなーとか思う。
それにしても、あれまだ9巻しか出てないんだっけ、と思ってしまうくらいの密度だな。

BLACK LAGOON 9 (サンデーGXコミックス)

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ブラック・ラグーン」にはたくさん好きなキャラクターがいるんだけど、中でも別格なロベルタ編がこの9巻でとうとう完結します。
やーほんと200、201ページのあまりのかっこよさには打ちのめされました…。
「復讐では生ぬるい」の帯文が印象的だった6巻の段階では、こんな結末になるとはまったく想像もしてなかったんだけど*1、簡単に「どちらか」に肩入れさせない描き方は、ブラックラグーンらしいなーと思いました。あと、あとがきに「オチは最初の方に決め打ちしてた」と書いてあったのにはちょっと驚いた。

そんなわけで、この巻に限っては「ラグーン商会」の影も薄いのですが、ダッチの話やロックの変化など気になる点もあり、次はどんなお話が始まるのか、楽しみです。
それにしても、広江さんはこの数巻でさらにぐっと絵がうまくなってるような気がするな。なんか読んでいて画面が動いてる感じがして、つい前のめりになる。銃撃戦のかっこいいことといったらないですよ。
あーもっと読みたいなー!

*1:先を想像して読まないってのもあるけど