- 作者: 舞城王太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/11/27
- メディア: 単行本
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架空の物語っていうのは、本当のことを伝えるために嘘をつくことなのだ/p26
という、主人公の言葉が、たぶんこの物語のテーマのひとつだと思う。他人と自分との境目を手探りしつつ、最後にはそれを認めるというか、ばらばらであることを、視点は重ならないということを、知る物語であるのだと思う。
でも、それを描くのであれば、「ビッチマグネット」なんて一般化(?)をするのは、テーマとあわないんじゃないかなあと、違和感を感じたりもした。
舞城王太郎の饒舌は好きだけど、女の子が主人公じゃない方が個人的には好きかもしれない。
てかそろそろ積んである水曜日を読まないと…!