「ことことかるてっと」1巻/楠田夏子

本屋で表紙買いしました。とてもよかったです。
京都の女子寮を舞台にした物語、ということで、最近読んだ森見登美彦さんの小説と、ちょっと雰囲気が似てるなーと思いました。

ことこと かるてっと(1) (KISSコミックス)

ことこと かるてっと(1) (KISSコミックス)

「ことことかるてっと」は、寮の2階の床が抜けたことで繋がってしまった4部屋の住人が、その穴から互いの生活を行き来するようになり、だんだんと仲良くなるお話。
音が見える蓮華と、ミステリ作家を目指す難波さん、、不本意ながら(?)面倒見のいい万城目さんに、のんびりしていていいやつな牧さん…ってちょっと説明がおざなりですが、ちゃんと4者それぞれが主人公になるお話があって、輪郭がはっきりしていくのがいい。
この1巻でちょうど4人をぐるりと回ったので、ここからは、たぶん蓮華のお話が中心になるのかなと思います。あ、でもカルテットだからあくまでも4人の話かも。
絵柄が好きで手に取ったのですが、特に風景の絵がとても丁寧で、毎回京都の見所紹介もあったりするのも楽しい。
今後がとても楽しみです。