「進撃の巨人」1巻/諫山創

進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)

進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)

あちこちで名前を見かけるので気になって1巻を買いました。
正直なところ、絵はまだ安定してないような気がするんだけど、作者のイメージは絵より先にあって、それをどうにか描こうという勢いを感じました。第3話の見開きの迫力とかすごい。
物語の舞台は壁に囲われた町。107年前、「巨人」に襲われ、ほとんどの人間は食い尽くされてしまった。そこで人々は巨人の超えられない壁を築き、町にこもることで平和な生活を続けていた。しかしある日、その壁を超える巨人が現れたことによって、平和はあっけなく崩れてしまった…というところから話がはじまります。
この巨人の造形がとにかく恐ろしい。恐ろしくて気持ち悪い。
この巨人という存在と相対したときの感覚は、「ワンダと巨像」をプレイしたときの絶望感に、さらに巨人の造形による不気味さを加えたような印象でした。
まだまだわからないことがほとんどで、作者がこの物語をどんな風に展開させるつもりなのか、想像がつきません。でも確かに先を想定しながら描かれている手ごたえがあるなー、って思いながら読んでいたところで、1巻のラストを見て驚いた。
早く続きが読みたいです。