現実感

先日、すごく嫌な夢を見た。その夢の中で私は、『インセプション』にでてきた「これが夢であるかどうか確かめる方法」(反転→トーテムではなく、カフェで解説していた「今いるところまでどうやって移動してきたかを思い出す」っていうやつです。)を試して、よし夢だよかった、と思って目が覚めたのだけど、それは、インセプションの方法が成功したのか、単に影響された夢だったのか、どちらなのかよくわからない。
目が覚めている今、「もしかしたらこれは夢かも」と思ったりすることはほとんどないけれど、例えば携帯の写真フォルダに見覚えのない写真を見つけたとき、これはほんとうに私が見た景色なのだろうかと思うことはある。

近頃、忙しいのかバテているのか、毎日があっという間で、今日久しぶりにPCに繋いで携帯写真をダウンロードしていたら、あれこれいつとったんだっけ、って思うような写真がたくさんあった。
眠いときに手を動かすと、手のひらがすごく遠くにあるように感じられるみたいに、現実感がないっていうのはこういうことなのかもしれないなと思う。ややこしいことが考えられない。なのに、ひとつのことでずっと戸惑ったりしていて、そういうとこはいくつになってもかわらないなあと思う。

ところで今年も無事誕生日がすぎた。もう誕生日なんてどんな顔して迎えたらいいかわからないの、という感じなのだけど、連絡もらえたり、会いたい人たちに会う口実ができるのは嬉しい。なんて、ほんとは毎日暑い、ってだけでも、口実はできるんだよなーとか思いつつ、とりあえず今年もがんばろうと思いました。